• "陸前高田市議会定例会会議録議事日程"(/)
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  1. 陸前高田市議会 2019-02-27
    02月27日-01号


    取得元: 陸前高田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-01
    平成31年  第1回 定例会        平成31年第1回陸前高田市議会定例会会議録議事日程第1号            平成31年2月27日(水曜日)午前10時開議日程第1         議席の指定日程第2         議席の一部変更日程第3         会期決定日程第4         会議録署名議員の指名日程第5         陸前高田市議会常任委員の選任日程第6         例月出納検査及び定期監査の結果報告日程第7         市長の施政方針演述日程第8         教育長の教育行政方針演述日程第9  報告第1号  損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告について日程第10  報告第2号  損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告について日程第11  議案第1号  人権擁護委員の候補者の推薦について日程第12  議案第2号  人権擁護委員の候補者の推薦について日程第13  議案第3号  市道路線の廃止について日程第14  議案第4号  市道路線の変更について日程第15  議案第5号  市道路線の認定について日程第16  議案第6号  岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市             町村総合事務組合規約の一部変更の協議について日程第17  議案第7号  陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結について日程第18  議案第8号  水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(長部地区)新築工事の請負             契約締結について日程第19  議案第9号  脇之沢漁港海岸災害復旧(陸閘・水門)工事の請負契約締結について日程第20  議案第10号  要谷漁港海岸災害復旧双六地区防潮堤)工事の変更請負契約締結について日程第21  議案第11号  脇之沢漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結について日程第22  議案第12号  只出漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結について日程第23  議案第13号  損害賠償の額を定めることについて日程第24  議案第14号  陸前高田市チャレンジショップの指定管理者の指定について日程第25  議案第15号  陸前高田市高田松原地域振興施設の指定管理者の指定について日程第26  議案第16号  平成30年度陸前高田市一般会計補正予算(第5号)日程第27  議案第17号  平成30年度陸前高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第28  議案第18号  平成30年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第29  議案第19号  平成30年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)日程第30  議案第20号  平成30年度陸前高田市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)日程第31  議案第21号  平成30年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)日程第32  議案第22号  平成30年度陸前高田市介護保険特別会計補正予算(第5号)日程第33  議案第23号  平成30年度陸前高田市水道事業会計補正予算(第3号)日程第34  議案第24号  陸前高田市漁港漁村整備事業分担金徴収条例を廃止する条例日程第35  議案第25号  陸前高田都市計画事業奈々切・大石土地区画整理事業施行条例を廃止する条             例日程第36  議案第26号  陸前高田市部等設置条例等の一部を改正する条例日程第37  議案第27号  陸前高田市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条             例日程第38  議案第28号  陸前高田市国民健康保険診療所使用料及び手数料条例等の一部を改正する条             例日程第39  議案第29号  災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例日程第40  議案第30号  陸前高田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準を定める条例及び             陸前高田市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術             管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例日程第41  議案第31号  陸前高田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基             準を定める条例及び陸前高田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人             員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防の             ための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例日程第42  議案第32号  陸前高田市子ども、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正             する条例日程第43  議案第33号  陸前高田市溜池の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例日程第44  議案第34号  陸前高田市漁港管理条例及び漁港の区域内の水域又は公共空地における土砂             採取料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例日程第45  議案第35号  陸前高田市市営住宅条例の一部を改正する条例日程第46  議案第36号  陸前高田市道路占用料条例及び道路法等の適用を受けない公共用財産の管理             に関する条例の一部を改正する条例日程第47  議案第37号  陸前高田市景観条例の一部を改正する条例日程第48  議案第38号  陸前高田市屋外広告物条例日程第49  議案第39号  陸前高田市特定用途制限地域内における建築物の用途の制限に関する条例日程第50  議案第40号  陸前高田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例日程第51  議案第41号  平成31年度陸前高田市一般会計予算日程第52  議案第42号  平成31年度陸前高田市下水道事業特別会計予算日程第53  議案第43号  平成31年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計予算日程第54  議案第44号  平成31年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計予算日程第55  議案第45号  平成31年度陸前高田市国民健康保険特別会計予算日程第56  議案第46号  平成31年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計予算日程第57  議案第47号  平成31年度陸前高田市介護保険特別会計予算日程第58  議案第48号  平成31年度陸前高田市水道事業会計予算日程第59  請願第1号  放課後児童クラブ職員配置基準等の堅持を求める意見書を送付することに             ついて本日の会議に付した事件   ~議事日程第1号に同じ~出 席 議 員(18人)  議 長  伊 藤 明 彦 君          副議長  及 川 修 一 君  1 番  伊 藤 勇 一 君          2 番  三 井 俊 介 君  3 番  畠 山 恵美子 君          4 番  中 野 貴 徳 君  5 番  蒲 生   哲 君          6 番  丹 野 紀 雄 君  7 番  伊 勢   純 君          8 番  鵜 浦 昌 也 君  9 番  菅 野   定 君          10番  佐々木 一 義 君  11番  大 坂   俊 君          12番  菅 原   悟 君  13番  大 坪 涼 子 君          14番  福 田 利 喜 君  15番  藤 倉 泰 治 君          16番  菅 野   稔 君欠 席 議 員(なし)説明のため出席した者  市     長  戸 羽   太 君      副  市  長  岡 本 雅 之 君  教  育  長  金   賢 治 君      監 査 委 員  伊 藤 恒 雄 君  理     事  須 賀 佐重喜 君      企 画 部 長  佐 藤 伯 一 君  (兼総務部長)                (兼企画政策課長)  総 務 部 次 長  村 上 幸 司 君      民 生 部 長  菅 野 利 尚 君  兼 財 政 課 長                (兼地域福祉課長)  兼選管事務局長  民 生 部 次 長  千 葉 恭 一 君      農 林 水産部長  千 葉 徳 次 君  兼 保 健 課 長                 (兼農林課長)  兼地域包括支援  セ ン ター所長  建 設 部 長  阿 部   勝 君      復 興 局 長  熊 谷 正 文 君 (兼都市計画課長)               (兼市街地整備課長)  防 災 局 長  堺   伸 也 君      消  防  長  平   立 身 君  (兼防災課長)  教 育 次 長  戸 羽 良 一 君      商 工 観光課長  村 上 知 幸 君  兼生涯学習課長  兼 図 書 館 長  ま ち づ く り  熊 谷 重 昭 君      税 務 課 長  髙 橋 良 明 君  戦 略 室 長  子ども子育て課長 千 葉   達 君      市 民 課 長  細 谷 勇 次 君  水 産 課 長  菅 野 泰 浩 君      建 設 課 長  菅 野   誠 君                          兼 幹 線 道 路                          対 策 室 長  復 興 推進課長  村 上 弘 人 君      市街地整備課主幹 髙 橋 宏 紀 君 (兼被災者支援室長)  水 道 事業所長  熊 谷 完 士 君      会 計 管 理 者  岩 崎 利 行 君                          (兼会計課長)  学 校 教育課長  熊 谷 健 司 君      教育施設整備室長 中 山 雅 之 君  兼教育研究所長  兼 学 校 給 食  セ ン ター所長  監査委員事務局長 大 友 真 也 君      農 委 事務局長  伊 藤 真 基 君  消 防 次 長  村 上 信 幸 君      総 務 課長補佐  及 川 晃一郎 君  (兼消防署長)職務のため出席した議会事務局の職員  事 務 局 長  佐 藤 由 也        局 長 補 佐  菅 野   洋  主     任  石 川 聖 恵    午前10時00分 開   会 ○議長(伊藤明彦君) これより平成31年第1回陸前高田市議会定例会を開会いたします。  出席議員は全員であります。 ○議長(伊藤明彦君) 直ちに本日の会議を開きます。 ○議長(伊藤明彦君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。  報告事項は、お手元に配付いたしました議長事務報告のとおりであります。  以上をもって諸般の報告を終わります。 ○議長(伊藤明彦君) これより議事に入ります。  本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程第1号によります。 △日程第1 議席の指定 ○議長(伊藤明彦君) 日程第1、議席の指定を行います。  平成31年2月3日執行の陸前高田市議会議員補欠選挙の結果に伴い、新たに当選されました議員の議席について、陸前高田市議会会議規則第4条第2項の規定により、議長において伊藤勇一君の議席番号を1番に指定します。 △日程第2 議席の一部変更 ○議長(伊藤明彦君) 日程第2、議席の一部変更を行います。  今回新たに当選されました伊藤勇一君の議席の指定に関連し、陸前高田市議会会議規則第4条第3項の規定により、議席の一部を変更いたしたいと思います。  1番、三井俊介君から12番、大坪涼子君までの議席番号をそれぞれ1つ繰り上げて変更するものであります。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま申し上げましたとおり、議席の一部を変更することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、お諮りしたように議席の一部を変更することに決しました。 △日程第3 会期決定 ○議長(伊藤明彦君) 日程第3、会期決定を議題といたします。  本件に関し、委員会からの報告を求めます。議会運営委員会委員長、福田利喜君。 (議会運営委員会委員長 福田利喜君登壇) ◎議会運営委員会委員長(福田利喜君) 議会運営委員会からの報告をいたします。  今期定例会の運営につきまして、去る2月22日、本委員会を招集し、協議いたしましたので、その概要を報告いたします。  今期定例会で審議いたします案件は、市長提出の報告2件及び議案48件並びに議長提出の請願1件であります。  一般質問は、7人の議員から通告が、6人の議員から予告がなされております。  したがいまして、会議の進め方でありますが、第1日目の本日は、まず報告第1号及び報告第2号の専決処分の報告2件をそれぞれ議題とし、提案理由の説明を受け、質疑を行います。  次に、議案第1号及び議案第2号の人事案件2件を一括議題とし、提案理由の説明を受け、それぞれ審議、表決いたします。  次に、議案第3号から議案第5号までの執行前提案3件を一括議題とし、提案理由の説明を受け、一括して審議、表決いたします。  次に、議案第6号から議案第13号までの執行前提案8件をそれぞれ議題とし、提案理由の説明を受け、それぞれ審議、表決いたします。  次に、議案第14号から議案第48号までの執行前提案2件、補正予算案8件、条例案17件及び新年度予算案8件の計35件を一括議題とし、提案理由の説明を受け、議長を除く全議員で構成する予算等特別委員会を設置し、本35件の議案審査を付託いたします。  次に、請願1件を所管の委員会に付託し、散会といたします。  散会後、全員協議会を開きます。  全員協議会閉会後、総合計画審査特別委員会を開きます。  総合計画審査特別委員会散会後、総務、教育民生及び産業建設の各常任委員会を開き、所管事務調査を行い、散会といたします。  各常任委員会散会後、広聴、広報及びICTの各小委員会を開き、付託事件調査を行い、散会といたします。  明28日から3月4日までは、議事の都合及び休日のため休会といたします。  5日は、5人の議員による一般質問を行い、延会といたします。  延会後、会派代表者会を開きます。  6日は、4人の議員による一般質問を行い、延会といたします。  延会後、総合計画審査特別委員会を開きます。  7日も4人の議員による一般質問を行い、これを終結し、散会といたします。  散会後、予算等特別委員会を招集し、正副委員長の互選を行い、散会といたします。  8日も午前10時から予算等特別委員会を開き、執行前提案、補正予算案及び条例案の審査を行い、散会といたします。  9日から11日は、休日及び議事の都合により休会といたします。  12日は、午前10時から本会議を開き、予算等特別委員長から執行前提案、補正予算案及び条例案に係る審査結果の報告を受け、表決し、散会といたします。  本会議散会後、予算等特別委員会を開き、新年度予算案の審査を行い、散会といたします。  13日は、市内中学校の卒業式が行われることから、午後1時30分から議会広聴広報特別委員会を開き、付託事件調査を行い、散会といたします。  議会広聴広報特別委員会散会後、各常任委員会を開き、請願審査及び所管事務調査を行い、散会といたします。  14日は、午前10時から復興対策特別委員会を開き、付託事件調査を行い、散会といたします。  復興対策特別委員会散会後、議員研修会を開催予定としております。  15日は、午前10時から予算等特別委員会を開き、新年度予算案の審査を行い、散会といたします。  16日及び17日は、休日のため休会といたします。  18日は、午前10時から予算等特別委員会を開き、新年度予算案審査を行い、散会といたします。  19日は、市内小学校の卒業式が行われることから、午後1時30分から予算等特別委員会を開き、新年度予算案審査を行い、これを終結し、同委員会を閉会といたします。  予算等特別委員会閉会後、市政調査会理事会を開催予定としております。  20日及び21日は、議事の都合及び休日のため休会といたします。  22日は、午前10時から本会議を開き、予算等特別委員会委員長からの審査結果の報告を受け、採否を決します。  次に、委員会から請願等の審査結果の報告があった場合には、これの採否を決します。  次に、議員または委員会からの発議があった場合、これを審議、表決いたします。  最後に、議員派遣に係る議決をいただき、閉会といたします。  閉会後、全員協議会を開きます。  以上のことから、今期定例会の会期は、本日から3月22日までの24日間といたした次第であります。  議員各位の特段の御協力をお願い申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいまの議会運営委員会委員長の報告のとおり、今期定例会の会期は本日から3月22日までの24日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、今期定例会の会期は本日から3月22日までの24日間と決定いたしました。 △日程第4 会議録署名議員の指名 ○議長(伊藤明彦君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、6番、丹野紀雄君及び12番、菅原悟君を指名いたします。 △日程第5 陸前高田市議会常任委員の選任 ○議長(伊藤明彦君) 日程第5、陸前高田市議会常任委員の選任を行います。  常任委員の選任については、陸前高田市議会委員会条例第8条第1項及び第2項の規定により、産業建設常任委員に1番、伊藤勇一君を指名いたします。
    △日程第6 例月出納検査及び定期監査の結果報告 ○議長(伊藤明彦君) 日程第6、例月出納検査及び定期監査の結果報告を行います。  本市監査委員から平成30年11月、12月及び平成31年1月執行の例月出納検査の結果並びに平成30年10月及び11月実施の定期監査の結果について、お手元に配付いたしました報告書写しのとおり報告がありました。  以上をもって例月出納検査及び定期監査の結果報告を終わります。 △日程第7 市長の施政方針演述 ○議長(伊藤明彦君) 日程第7、市長の施政方針演述を行います。  市長から平成31年度施政方針につき、所信表明方の申し出があります。  よって、これを許します。市長。 (市長 戸羽太君登壇) ◎市長(戸羽太君) 本日ここに、平成31年第1回市議会定例会が開催されるに当たり、今後の市政運営並びに平成31年度の主要施策について、所信の一端を申し上げます。  東日本大震災の発生から間もなく9年目を迎えようとしています。  震災で犠牲となられた方々に改めて追悼の誠をささげるとともに、いまだ行方がわからず探し続けておられる御家族の御心中をお察し申し上げる次第であります。  また、今なお市内外で避難生活を続けておられる皆様に対しましても、心よりお見舞いを申し上げます。  そして、国内はもとより世界各国の皆様から、継続的な御支援をいただいておりますことに対しまして、陸前高田市民を代表して心から感謝の意を表するところであります。  私は、このたびの市長選挙において、三たび市長として陸前高田市政のかじ取りを担うこととなりました。  復興をなし遂げ、その後の魅力ある持続可能なまちづくりにつながる重要な4年間を託された責任の重さに身が引き締まる思いでございます。  私は、8年間の「陸前高田市震災復興計画」を策定した者として、復興を最後までなし遂げる責任があると思っております。  残念ながら計画期間の8年間では完了に至らない一部の事業もありますが、東日本大震災からの復興を一日も早くなし遂げるため、よりよい復興、ビルド・バック・ベターの考え方のもと、引き続き全力で取り組んでまいるとともに、復興後の夢と希望にあふれる持続可能なまちの創造を目指し、市民の皆様とともに歩んでまいりたいと考えているところでございます。  市政の運営に当たりましては、行政の取り組みが市民の皆様に見えにくかったところがあると感じており、市の課題や現状につきまして、これまで以上にわかりやすく、丁寧な説明に努め、市民の皆様と対話ができる機会をふやすことにより、共通認識に基づく協働でのまちづくりを進め、現在、市議会に上程させていただいております「陸前高田市まちづくり総合計画」に基づく施策の推進を基本姿勢としてまいりますので、市議会の皆様、市民の皆様の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。  国においては、この春までに4万7,000戸を超える住まいの復興がおおむね完了し、津波で浸水した農地の9割以上が復旧する見込みであることから、平成31年度の復興施策として、引き続き「東北の復興なくして日本の再生なし」の決意のもと、復興がなし遂げられるその日まで、国が前面に立って、全力を尽くして取り組んでいく方針が示されております。  また、「東京一極集中」の歯どめを目指し、地方創生の施策として地方に魅力を感じ、地方に飛び込む若者たちの背中を力強く後押しすることにより、地方への人の流れを加速させる方針が示されております。  このような中、今回の選挙におきましては、陸前高田市の復興後を見据えた持続可能で魅力あるまちづくりを推進していくため、市民の皆様に対しまして、7つのお約束をさせていただきました。  第1に、国内外から人を呼び込み、にぎわいの創出と交流人口の拡大に取り組みます。  陸前高田駅周辺へのコミュニティハウスの整備や、震災前に開催されていた「五の市」の復活、川原川公園などの整備により、子どもから高齢者まで、誰もがくつろげる「居場所」を創出してまいります。  また、NPO法人などとの連携により、中高生の修学旅行に伴う民泊体験や、大学・企業研修の受け入れのさらなる拡充を図り、市外からの来訪者の増加に伴う、にぎわいの創出を目指すとともに、高田松原津波復興祈念公園震災津波伝承館などの東日本大震災関連施設の積極的な活用に伴い、陸前高田市全域を防災・減災を学べるフィールドとすることにより、国内外からの交流人口の拡大につなげてまいります。  新年度以降においては、夢アリーナたかたなどの公共施設を活用し、プロスポーツを含む各種スポーツ大会、パラスポーツ及びeスポーツなどの誘致により、さらなる交流人口の拡大とにぎわいの創出を目指してまいります。  第2に、住民が主体となった地域づくりと持続可能な行財政運営を推進します。  新年度では、各地域における自主的な活動や、地域課題の解決に向けた取り組みを推進するため、市内11地区のコミュニティ推進協議会に対する「地域交付金制度」を創設し、市民一人一人がまちづくりに積極的に参画、活動できる環境を整えてまいります。  また、残り2年となる国の復興・創生期間における復興事業・復興予算の縮小を見据え、今後の財政見通しのもと、持続可能なまちづくりを行うための行財政改革を推進してまいります。  第3に、利用しやすい公共交通システムの構築を目指します。  地方都市の共通の課題である「交通の足の確保」のため、現在のバスや乗り合いタクシーなどの運行方法について、広く皆様からの御意見をお伺いしながら、随時改善を行うことにより、持続可能な地域公共交通の実現に向けて、市民の皆様や来訪者にとって安全・安心で利用しやすい公共交通環境の構築を図ってまいります。  また、高齢者や障がいのある方などの移動手段の確保のため、交通事業者やNPO法人などと連携を図りながら、規制緩和や特区制度の活用を含めた新たな公共交通のあり方について検討してまいります。  第4に、子どもから高齢者まで、誰にでも優しいまちを目指します。  2015年9月に国連サミットにおいて採択された持続可能な開発目標である「SDGs」が目指す「誰一人取り残さない」という考え方に基づき、最後の最後まで、一人一人の生活と住宅再建への支援を継続してまいります。  新年度から子育て応援支援策として、子どもに係る医療費助成において、所得制限をなくすとともに、助成対象を、これまでの中学生から高校生などまでに拡大し、現物給付についても対象を、これまでの未就学児から、小学生までに拡大してまいります。  病気やけがの回復期において、まだ集団生活を送ることが難しいと思われる期間における保育、いわゆる「病後児保育」の実現を目指してまいります。  また、孤食の解決や子どもたちと地域コミュニティなどの連携の有効な手段として注目されている「子ども食堂」の活動に対する支援を行ってまいります。  障がいのある方などが、自分に合った職業につくことが可能となるよう、新年度から「ユニバーサル就労センター」を設置し、一般就労が困難な方に対し、雇用支援や中間的就労導入支援などを行いながら、自分に合った働き方を実現することにより、安心して働くことができる環境づくりを進めてまいります。  また、高齢者が能力・知識・経験を生かして地域の支え手となる「生涯現役社会」の実現に向けて、活力ある地域づくりを目指してまいります。  第5に、農林水産業と商工業を振興します。  農業の振興については、国内初のピーカンナッツの商業栽培拠点となることを目指し、産学官連携による人材育成や、苗木の試験栽培などに取り組み、新たな産業の創出に努めてまいります。  林業については、林業関係者や地域おこし協力隊のアイデアを積極的に取り入れ、森林資源の活用を研究し、持続可能な地域林業の振興を図ってまいります。  水産業については、新たな産業形態として、自然環境の影響を受けにくい陸上養殖により、安定的な漁獲高の確保に向けた取り組みを推進してまいります。  また、本市の基幹産業である農業、林業及び水産業について、引き続き担い手の確保に努めるとともに、繁忙期における相互の支援が可能となる仕組みづくりを推進してまいります。  商工業の振興については、商工会と連携を図りながら、事業者に対する各種支援策を継続するとともに、新たな商品開発、販路拡大及び6次産業化といった「6次ブランド化」を推進してまいります。  また、新年度より庁内の組織改革を行い、本市振興作物などのブランド化や、6次産業化を推進するため、新たな体制を構築してまいります。  第6に、若者を含めた働く場の創出と、さらなる移住・定住を促進します。  産業の振興及び雇用の創出を図ることを目的に、中心市街地にチャレンジショップを開設することにより、出店者が実践の中で店舗経営のノウハウを習得し、独立開業できるよう支援してまいります。  若者が学んできた知識などを生かして、新たな仕事を起こしていける環境をつくり出すため、ベンチャー企業の誘致などに取り組んでまいります。  また、さまざまな企業との連携、情報共有による企業誘致を進めてまいります。  さらなる、移住・定住の促進のため、空き家バンクなどの充実による住まいの確保を初め、移住希望者が相談できる窓口の設置、移住後に地域コミュニティに円滑に溶け込める環境づくり、先輩移住者による新たな移住者のフォロー体制の構築など、移住が定住につながる総合的な取り組みを推進してまいります。  第7に、防災と減災を学ぶ先進地化を推進します。  高田松原地域においては、津波復興祈念公園、震災津波伝承館及び道の駅「高田松原」の整備が進められております。  これらの施設を中心に、東日本大震災の教訓などを末永く後世に伝承するとともに、国内外の大学生、企業研修の受講者、全国自治体職員などを対象に、防災・減災を学ぶ学習プログラムを交流活動拠点である「陸前高田グローバルキャンパス」を中心に展開していくことにより、全国で今後起こり得る災害への備えとしての知識の習得を図り、防災・減災を学ぶ先進地化を推進してまいります。  次に、新年度予算(案)の総括的な部分について、その概要を申し上げます。  平成31年度当初予算については、被災施設の復旧や、新たな中心市街地の整備など、「震災復興計画」に基づく復旧・復興事業を引き続き優先的に実施するとともに、「まち・ひと・しごと総合戦略」の最終年度となることから、「陸前高田市への新たな人の流れを創造し、「思民」が集うまちをつくる」を初めとした4つの基本目標を達成するための事業に取り組んでまいります。  また、現在、市議会に上程中である平成31年度が計画の初年度となる「陸前高田市まちづくり総合計画」に基づく各種施策を展開し、新たなまちづくりを進めるとともに、経常経費の見直しを行い、健全な行財政運営を推進してまいります。  一般会計全体では、これらの事業などの実施に必要な予算として、732億2,100万円を措置しておりますが、土地区画整理事業費や都市計画街路整備事業費の減などにより、対前年度比で18.2%の減となっております。  また、6つの特別会計を合わせた全会計の総額は、約796億5,700万円で、対前年度比17.0%の減となったところであります。  次に、「陸前高田市まちづくり総合計画」に掲げる8つの基本目標に従い、主要施策について申し上げます。  第1に、「復興の確実な推進と誰もが安心して暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  東日本大震災からの復興に向けた取り組みの原則として、「震災復興計画」に掲げた6つの復興まちづくりの目標を継承しながら、復興をなし遂げるため、引き続き誰もが安心して暮らすまちづくりを推進する必要があります。  多重防災型のまちづくりの推進については、道路整備では、アップルロードと北幹線を、浸水区域外の安全なルートで結ぶ「(仮称)高田・米崎間道路」などの道路網の整備を推進してまいります。  海岸保全施設については、気仙川河口部に新設される気仙川水門の早期完成に向けて県と連携を図りながら、整備促進を進めてまいります。  また、安全で安心な生活再建が図られるよう、防潮堤などにおける堤体や水門・陸閘の早期完成に向け、引き続き事業を推進してまいります。  橋梁の整備については、(仮称)今泉大橋、姉歯橋及び誂石橋の一日も早い開通が望まれていることから、関係機関と連携しながら整備促進に努めてまいります。  土地区画整理事業区域内における土地の利活用促進については、本年1月に運用を開始した土地利活用促進バンク制度を活用するとともに、まちづくり会社を設立して積極的なマッチングを進めてまいります。  公共施設のうち、新庁舎の整備については、昨年度の基本設計に引き続き、今年度は実施設計を進めてきたところであり、国の復興・創生期間内である平成32年度内の完成に向けて、新年度から本格的に工事着手する予定としております。  コミュニティ施設の整備については、今泉地区土地区画整理事業区域内において、再建を進めている「気仙地区コミュニティセンター」の建設工事に着手し、新年度内の完成、供用開始を目指してまいります。  防災集団移転促進事業により取得した移転元地については、取得用地の適正管理に努めるとともに、土地の利活用に向けて「農業のテーマパーク」や「企業誘致」などの産業用地としての整備を推進してまいります。  被災した商店や事業所の早期再建が図られるよう、商工会と連携を密にしながら、グループ補助金や被災中小企業復興支援補助金などにより支援を継続してまいります。  被災した方々に対する支援については、各種補助金制度の十分な活用が図られるよう、わかりやすい情報の提供に努めるとともに、住宅再建を後押しするため、市の独自支援である利子補給や道路整備工事などの支援事業を継続してまいります。  また、専門機関と連携した各種相談会の開催を通じて、住宅再建後も安心して住み続けられるよう相談支援に努めてまいります。  被災者見守り・交流推進については、災害公営住宅への入居などにより、新しい環境への適応が必要となる方へ、各支援団体と連携のもと、見守りや地域との交流事業に取り組み、新たなコミュニティづくりや生きがいづくりを支援してまいります。  第2に、「快適に気持ちよく暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  市道の整備については、矢作町二又地区の市道二又馬越線、米崎町の市道薬師1号線などの改良事業について、新年度の完了を目指し、工事の進捗を図るとともに、小友小学校から避難場所となっている小友地区コミュニティセンターへの歩道を整備し、児童の安全な避難路の確保に努めてまいります。  三陸沿岸道路の整備については、今年度内に市内整備予定の全線が開通する見通しとなっております。  公共交通については、JR大船線BRTにおいて、小友町に「西下駅」を新設、「陸前矢作駅」及び「高田高校前駅」を移設し、利用者の利便性の向上を図るとともに、道の駅「高田松原」の開業に合わせて「奇跡の一本松駅」を道の駅構内に移設する予定としております。  また、復興事業が進む気仙町今泉地区への、(仮称)「今泉駅」の設置に向けた取り組みを進めてまいります。  水道事業については、横田地区の拡張工事が今年度でおおむね完成することから、新年度においては、地域の給水工事が促進されるよう、努めてまいります。  水道が未普及の地域については、給水設備などの整備に対し、引き続き支援を行ってまいります。  下水道事業については、昨年度から進めている北幹線、西幹線の道路整備に合わせて汚水及び雨水管渠の整備を推進してまいります。  また、高田松原津波復興祈念公園内及び国道45号の整備に合わせて雨水管渠の整備を推進することとしております。  災害公営住宅については、昨年度までにおいて、市内全ての団地の入居を開始しており、今年度からは被災者以外の住宅に困窮されている方についても、入居を可能としたところであります。  新年度では、一部の公営住宅において、収入に係る要件を拡大した「特定公共賃貸住宅」として運用することにより、広く良質な住宅が供給できるよう努めてまいります。  景観については、景観計画や屋外広告物条例などにより、市民の皆様が誇りと愛着を持ち、交流人口の拡大につながるような、良好な景観形成を推進してまいります。  高田松原津波復興祈念公園内で整備を進めている地域振興施設については、ことしの夏のオープンを目指しているところであります。  また、国が整備する(仮称)国営追悼・祈念施設及び県が整備する震災津波伝承館については、ラグビーワールドカップ2019までのオープンを目指していると伺っているところでございます。  高田松原運動公園については、野球場、サッカー場などの整備を進めており、新年度内の完成を目指しているところでございます。  本丸公園については、市街地が眺望でき、中心市街地からの避難場所となる重要な公園であることから、市民が集える場所とするための、基本計画及び設計などを推進してまいります。  (仮称)市民文化会館については、新年度内の完成に向け、市民の芸術文化の拠点施設として、中心市街地に整備を進めてまいります。  多様な芸術文化活動の推進については、市民芸術祭の開催などにより発表の場を創出し、市民の文化活動への参加意識の高揚を図ってまいります。  また、民俗芸能などの保存・伝承を推進するため、地域や保存団体、学校との連携による伝承活動を支援してまいります。  第3に、「安全・安心で環境にやさしいまちづくり」に係る諸施策についてであります。  防災情報の伝達については、防災行政無線などの整備を進めるとともに、引き続き迅速かつ正確な情報発信に努めてまいります。  地域防災力の向上については、自主防災組織の組織化の推進と、その活動が充実するよう支援を行うとともに、地域での防災講座の充実や、災害への備えとして家庭・地域での備蓄が進むよう、その啓発に努めてまいります。  土砂災害・洪水対策については、身近にある危険箇所を周知するため、ハザードマップを各家庭へ配布してまいります。  消防・救急体制については、消防防災センターを拠点として、迅速な消防救急体制を充実させるとともに、消防職員、消防団員の装備・環境の充実、教育訓練を行いながら、多様化する災害に対し安全確保を第一とする消防活動に努めてまいります。  消防団の拠点となる消防屯所については、被災した全消防屯所の新年度内の復旧完了を目指し、整備促進に努めてまいります。  新エネルギーの利用促進については、太陽光発電や、木質バイオマスなどの再生可能エネルギーを利用した環境にやさしいまちづくりを推進してまいります。  新年度においては、民間事業者との連携により、地域電力会社を設立し、エネルギーの地産地消を通じて、地域経済の好循環を推進してまいります。  第4に、「子どもたちを健やかに育むまちづくり」に係る諸施策についてであります。  子育て環境の積極的支援については、国の幼児教育無償化の実施に向けた準備を進めるとともに、市の独自施策である「子育て応援事業」を継続し、保護者の負担軽減に努めてまいります。  放課後児童の居場所の創出については、小友小学校区に放課後児童クラブ「おともっこ」が新設となり、市内7地区8クラブ体制となることにより、安心・安全な居場所の充実に努めるとともに、児童の健全育成を支援してまいります。  子どもの貧困対策については、今年度から実施していただいている「子ども食堂」などの子どもの居場所づくりの事業への支援を行い、さまざまな事情を抱えた子どもの支援に努めてまいります。  保育サービスの充実については、気仙保育所及び横田保育園が整備され、子育て基盤となる施設整備が進んでいるところであります。  新年度以降においては、保育士確保事業として「子育て支援員研修」を実施し、保育従事者の養成を図り、全て本設となった子育て支援センターでの相談機能の充実に努めるとともに、病後児保育の実施に向けた体制整備を進めてまいります。  児童の健全育成については、児童虐待などの対策として、児童相談所や警察とのネットワーク強化を進めるとともに、要保護児童対策協議会を通じて、保育所及び学校とも連携を図ることで、地域の子どもを見守る体制づくりを強化してまいります。  母子保健事業の充実については、安心して出産できるよう、妊娠・出産に関する情報の提供や妊婦健康診査などの充実を図るとともに、出産後の継続的な支援を実施してまいります。  また、高度な不妊治療を希望される方の負担を軽減するための施策を引き続き進めてまいります。  第5に、「ともに支え、健康に暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  ユニバーサルデザインの推進については、ユニバーサルデザインに配慮した公共施設の整備に配慮するとともに、個人店舗や事業所に対しましては、引き続きユニバーサルデザインチェックリストに基づく、ユニバーサルデザイン化を推進してまいります。  全ての人がスポーツに親しむ環境の整備については、障がいの有無、性別、年齢にかかわらず、全ての市民がスポーツを楽しむ機会を確保し、生涯スポーツの普及を図るとともに、気軽に楽しめるスポーツ・レクリエーションの普及活動により、市民相互の交流と、健康づくりを推進してまいります。  共生のまちづくりの推進については、移動困難者の社会参加や、通院などを支援することにより、生活の向上を図るため、引き続きタクシー料金の一部助成を実施してまいります。  地域共生社会の推進については、高齢者などの地域見守り体制を強化するとともに、高齢者の活動・交流を支援し、支え合いの地域づくりを推進してまいります。  自立した生活の構築については、ふるさと納税に係る返礼品のこん包や、発送作業を通じた就労支援により、新年度においても引き続き、高齢者や障がいのある方々の生きがいづくりを進めてまいります。  市民の健康づくりについては、市民意識の高揚を図り、健康づくり活動が活発に展開されるよう、地域のつながりの強化や生活の質の向上に努めるとともに、介護・自殺予防などを通じた地域づくりとして取り組んでいる「はまってけらいん、かだってけらいん運動」を推進してまいります。  地域医療の充実については、陸前高田市保健福祉総合センターが、新年度において本格運用を開始することから、医療介護連携の拠点として、隣接する県立高田病院及び二又・広田両診療所との連携を強化してまいります。  第6に、「市民と築く交流と連携の住みよいまちづくり」に係る諸施策についてであります。  友好都市との交流や都市間交流の促進については、震災を契機として友好都市となった名古屋市やクレセントシティ市、2020年東京オリンピック・パラリンピックホストタウンであるシンガポール共和国を初め、本市を支援いただいている個別自治体や川崎フロンターレ、東北楽天ゴールデンイーグルスとのさまざまな交流やイベントの開催支援を行い、交流人口の拡大を図ってまいります。  また、陸前高田市に関心と愛着を持つ「陸前高田思民」との交流や、活躍の場を創出し、交流人口の拡大を図ってまいります。  第7に、「活気に満ちあふれ豊かに暮らすまちづくり」に係る諸施策についてであります。  農業の振興については、経営を支援するため、大船渡市農協や農業改良普及センターと連携しながら新規就農者への営農指導を行い、本格就農へとつなげるとともに、人・農地プランに基づき、担い手の育成に努めてまいります。  米崎りんごや北限のゆずなど、果樹の振興を図るため、苗木の新植及び改植を推進するとともに、農業用パイプハウスの設置などを支援し、本市の振興作物であるトマト、イチゴ、キュウリの生産を促進してまいります。  林業振興につきましては、気仙スギを初めとする良質な用材の生産や、地域木材利用の住宅及び店舗の新築と増改築に対する支援を行いながら、地域木材の有効利用を促進してまいります。  森林整備については、新年度から、新たな森林経営管理制度が運用されることから、市内森林所有者の経営管理に係る意向調査を行い、林業経営の効率化及び森林の管理の適正化の一体的な促進を図ってまいります。  林業の担い手対策については、新規林業就業者の確保及び雇用の安定化に加え、地域おこし協力隊を引き続き支援し、自伐型林業による事業モデルの構築とその普及を図ってまいります。  本市水産業の柱である養殖漁業の振興につきましては、養殖漁業の安定した生産活動の拡充と、安心・安全な水産物の出荷体制の確立を図るため、引き続き、貝毒検査費用への支援などを行ってまいります。  特産海産物である「広田湾産イシカゲ貝」につきましては、引き続き、販売促進や生産体制の強化を図ってまいります。  全国的な課題となっております漁業の担い手確保については、昨年7月に設立した「陸前高田市漁業就業者育成協議会」の取り組みなどにより、新規漁業就業者の確保を図ってまいります。  持続可能な水産業の振興を図るため、道の駅「高田松原」への水産ブースの展開とあわせ、新たな産業モデルである陸上養殖について、産学官が連携した取り組みを積極的に進めてまいります。  商工業の振興については、被災した商店や事業所に対する支援を継続するとともに、新たな商品開発、販路拡大、6次産業化などに取り組むなど、さらなる地域資源の活用を図ってまいります。  気仙大工左官の技能承継と担い手の育成を図るため、職業訓練校の再建支援を進めてまいります。  地産地消とブランド化の推進については、ピーカンナッツ・プロジェクトの具現化に向け、産学官が連携し、食の普及や広報活動などを展開するとともに、苗木育成に係る実証実験を推進してまいります。  地域ブランド米「たかたのゆめ」については、栽培体系と市場評価の確立に向けた取り組みを進めるとともに、「たかたのゆめ」を通して陸前高田ファンを創出する取り組みを推進してまいります。  道の駅「高田松原」の地域振興施設については、地元産食材の市内外へのPRの拠点と位置づけ、産直機能の強化を図ってまいります。  観光の振興については、引き続き、震災の記憶と教訓を伝える防災学習を中心とした教育旅行や企業研修、民泊体験事業に取り組むとともに、外国人を含めた旅行者の受け入れ体制強化を進めてまいります。  道の駅「高田松原」や、JR陸前高田駅周辺に整備されるコミュニティハウスに観光案内所を開設し、情報発信などを強化してまいります。  起業しやすい環境整備をと魅力ある雇用の創出として、起業プランコンテストの継続開催や、チャレンジショップでの創業支援などを進めてまいります。  第8に、「市民にわかりやすく健全な行財政運営」に係る諸施策についてであります。  市税の状況につきましては、税収において、震災前までの状況には至っていない一部の税目もありますが、おおむね震災前と同程度まで回復してきており、新年度においては、上回る見込みとなっているところであります。  収納対策については、新年度からゆうちょ銀行での納付を可能とし、納付環境を整備することにより、県内トップクラスの収納率を維持しつつ、税収の確保に努めてまいります。  市職員については、震災からの復興を一日も早くなし遂げ、次世代につなげる魅力あるまちづくりを実現するため、職員一人一人が市民目線に立ち、市民とともに汗をかきながら、それぞれの地域課題に積極的に取り組んでまいります。  また、復興期間後の行政運営を見据え、行政組織の改革を行うとともに、行政サービスの水準を維持しながら人件費の縮減を図るため、「行政事務包括業務委託」を導入し、市民の行政への参画を推進しながら、適切な人員管理に努めてまいります。  さらに、復興事業に当たって、引き続き、県内及び全国の自治体からの職員派遣による御支援をいただきながら推進していきたいと考えております。  最後になりますが、これまでの8年間、東日本大震災からの一日も早い復興を目指し、邁進してまいりました。  さまざまな復興事業に取り組んできた結果、少しずつではありますが、新しいまちの姿が見え始め、にぎわいも生まれてまいりました。  これまでさまざまな復興事業を推し進めるとともに、積極的に新たな取り組みにも挑戦し、次世代につなげる持続可能なまちになるための「種」もまかれてきております。  新年度においては、復興の総仕上げとして、残された事業の一日も早い完了を目指すとともに、新たにまかれた「種」が、市民の皆様に目に見える形となり、「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる 共生と交流のまち陸前高田」の実現がなし遂げられるよう、全力で取り組んでいく所存であります。  以上、市政運営の基本方針と新年度の主要施策の概要について申し上げました。  議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げまして、所信といたします。 ○議長(伊藤明彦君) 以上をもって市長の施政方針演述を終わります。 ○議長(伊藤明彦君) この際、暫時休憩いたします。休憩時間は10分程度といたします。    午前10時46分 休   憩    午前10時54分 再   開 ○議長(伊藤明彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程第8 教育長の教育行政方針演述 ○議長(伊藤明彦君) 日程第8、教育長の教育行政方針演述を行います。  教育長から平成31年度教育行政方針につき、所信表明方の申し出があります。  よって、これを許します。教育長。 (教育長 金賢治君登壇) ◎教育長(金賢治君) 平成31年第1回市議会定例会の開会に当たり、平成31年度の教育行政についての基本的な考え方と施策を申し上げます。  東日本大震災から間もなく8年が経過しようとしております。この間、教育委員会といたしましては、「この地で学ぶ子どもたちのために」、「このまちに暮らす人たちのために」という「人」という視点を常に心にとどめ、子どもたちの「心のケア」を最重点としつつ、子どもたちの「生きる力」の育成や社会教育の充実、さらには、学校施設の復旧や学習環境の整備、社会教育施設の復旧など、学校、保護者、地域、関係機関と連携しながら、施策の推進に取り組んできたところであります。  昨年の12月には、被災した気仙小学校の校舎が完成し、3学期からは新校舎での学校生活がスタートしておりますが、子どもたちが初めて新しい校舎に入ったとき、大歓声を上げ大喜びしたといううれしい報告も受けているところであります。  また、本年6月には、高田小学校が完成予定、市立博物館も新年度には新築工事に着手できる見通しとなっており、これまで大変時間を要しておりましたが、復興に向けた取り組みは、着実に進展しているものと考えております。  さて、本市の教育大綱の基本理念は、「郷土で学び夢を拓く、心豊かでたくましい人づくり」であります。その基本理念のもと、現在の子どもたちの実態、地域の状況、そして将来願う姿等を鑑みつつ、以下、平成31年度の教育行政推進の考え方及び施策について申し述べます。  まずは、学校教育についてであります。  昨今のニュースでは、子どもの虐待、いじめをめぐる問題など、子どもたちを取り巻く状況が深刻化してきておりますが、市内の子どもたちは、総じて、明るく素直であり、何事にも一生懸命取り組む、そんな子どもたちに育っているように感じており、これも、そもそも陸前高田市の持つよさである、学校を中心とし、保護者、地域、関係機関が心をつなぎ合い取り組んでいることの大きな成果であると考えております。  一方で、集団になかなかなじむことができず学校に登校することができていない子どもや、小学校低学年においては、心の不安定さを示す傾向がなかなか減少していかないなど、「心の問題」や、「人とかかわる力」といった課題も出てきているところであります。  本市の教育大綱、学校教育における基本方針は「子どもたちの「生きる力」を育む学校教育の推進」であり、「特色ある学校教育」、「確かな学力」、「豊かな心」、「たくましく生きていく力」、「健やかな体」、「個性の尊重」といった6項目をうたっておりますが、子どもたちの現状を考えたとき、その中の「たくましく生きていく力」に若干の課題が見えてきております。  ですので、新年度には、働き方改革の取り組みと関連させながら、「教員が子どもと向き合う時間」をこれまで以上に確保し、「心のケア」や「子どもの心と向き合う」ための環境を整えるとともに、これまで推進してきた「知・徳・体の育成」や、「キャリア教育」、「防災教育」等の充実にあわせ、「たくましく生きていく力」の育成に焦点を当て、各種施策を展開してまいりたいと考えているところであります。  この「たくましく生きていく力」、そのキーワードとなるものが、「人とつながる力」、簡単に言えばコミュニケーション能力というふうになります。と考えており、例えば、相手への尊敬とか、自分の思いや考えをまとめる力、それを伝える力、自分のことだけではなく相手にかかわろうとする力や、相手の違いを認め受け入れる力や積極性などが挙げられ、このような感覚や力を、義務教育9年間で少しずつ育ててまいりたいと考えております。  このような力は、日常の授業や学校行事、部活動など学校生活の全ての場面で育成できるものであり、また、「家庭生活」や「地域での活動」においても育まれる力でもあることから、各種啓発活動を織り込みながら、積極的に「大人の意識化」を図り、コミュニティ・スクール構想も視野に入れながら、学校、保護者、地域が一体となって、その育成を図ってまいりたいと考えております。  また、この「人とつながる力」には、外国の方々とのコミュニケーションも含まれ、今後、拡大される小学校外国語活動や各種国際交流事業、中学生を対象とした英語に係る新規事業等を体系的にリンクさせ、震災後に頂戴しました多くの「つながり」を陸前高田の強みとしながら、その育成を図ってまいりたいとも考えております。  「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」、「将来の夢」、そして、「人とつながる力」。このような「生きる力」の育成は、改訂された学習指導要領の目指す姿、及び本市が掲げるノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくりの考え方と共通するものであり、何よりも、子どもたちの将来の可能性を広げるものと確信しているところであります。  また、震災を経験したこのまちだからこその防災教育や学校環境の整備につきましても、子どもたちの「安全」を第一とし、今後も継続的に進めてまいりたいと考えております。  教育大綱の基本理念である「郷土で学び夢を拓く、心豊かでたくましい人づくり」を、一人一人の子どもの姿として具現化するよう、今後も、教育委員会として、誠心誠意、努力してまいりたいと考えております。  次に、「生涯学習」・「文化財」についてであります。  生涯学習及び社会教育分野における施策の推進につきましては、これまで、教育委員会の事務として施策を推進しておりましたが、これまでの「個のまなび」に加え、地域づくり、まちづくりと連動させた取り組みが必要となってくることから、市長部局と一体となって政策を推進する方向で考えているところであります。  高齢化が進む中、生涯を通じて学び続けるとともに、学びの成果を地域づくりに生かせるよう、「学びと地域活動との循環」の取り組みを進めるとともに、幅広い学習機会の提供に引き続き取り組んでまいります。  保護者が子育てに不安や悩みを抱えたまま孤立することを防ぐため、庁内の連携はもとより、関係機関、子育て支援団体などと連携・協力しながら、家庭教育や子育て支援に取り組むこととしております。  また、これまで行ってきた地域の方々による学校への学習活動の支援の取り組みを発展させ、地域・家庭・学校の連携を深め、幅広い市民の参画を得ながら、協働の取り組みが効果的、安定的に行われるような仕組みづくりを進めてまいります。  公民館活動につきましては、今後とも、各地区公民館と連携しながら、各種教室の内容の充実を図るとともに、市民の自主的な学習活動の支援により、学びを通じた地域づくりの推進に取り組んでまいります。  市立図書館につきましては、平成31年2月には入館者が23万人を超えるなど、市内外の多くの皆さんに利用されていることから、引き続き、市民の憩いの場、学びの場となるよう運営を進めてまいります。  また、震災関連図書やノーマライゼーション関係図書等、蔵書の充実にも努めながら、より多くの市民や子どもたちが本に親しむことができるよう、遠隔地、学校及び各種施設を対象に移動図書館車を運行することとしているところであります。  文化財、市立博物館についてでありますが、文化財の保存と活用につきましては、『陸前高田市文化財等保存活用計画』に基づき、「気づき」を目的とする市内文化財基礎調査の実施による文化財の地域研究とあわせて、県指定文化財の旧吉田家住宅の復旧事業を推進してまいります。  中沢浜貝塚歴史防災公園においては、魅力ある普及公開事業を実施するとともに、埋蔵文化財につきましても、文化財が示す本市の多様で個性ある文化を、展示や体験学習により子どもたちや市民に伝え、郷土愛の醸成に生かしてまいります。  市立博物館につきましては、ことし、開館60周年を迎えます。伝統と歴史のある地域に根差した総合博物館として「陸前高田のたからもの」である豊かな自然、歴史、文化を、震災の記憶とともに未来に伝えるため、新しい博物館の再建に取り組んでまいります。そのためにも、津波で被災した資料の再生が急務であることから、全国の専門機関との連携をさらに強化し、資料の復旧に取り組んでまいります。  また、津波により失われた学術情報の復元は、資料の再生以上に重要な課題であり、国の登録有形民俗文化財である「陸前高田の漁労用具」の重要文化財指定に向けた資料整備を初め、再生された資料の活用につながる学術情報の復元のための資料収集及び調査研究に努めてまいります。  以上が、平成31年度の施策の大要及びその考え方であります。  実は、過日のアメリカ教育研修に参加した教員の感想の中にこんな一文がありましたので、御紹介をします。  「多くの授業を参観し、教育上参考になることがたくさんありましたが、アメリカで出会った多くの人たちの「働く人の姿」も印象的でありました。それぞれにオーラがあったのです。こんなふうに誇りを持って働いている大人たちの姿を子どもたちに見せたいと感じました。きっと、仕事や大人にあこがれを持ったり、自分はどんなふうに働きたいかを考えるきっかけになったりするのではないかと思いました」。  「誇りを持って働く姿」、「誇りを持って生きる大人の姿」、そういうものを子どもたちはしっかりと見ている。  私たち教育委員会も、子どもを育てる専門部署として、そういう仕事をしてまいりたいと思っておりますし、本市教育大綱に掲げる基本理念「郷土で学び夢を拓く、心豊かでたくましい人づくり」及び「陸前高田市まちづくり総合計画」を受けて策定予定である「陸前高田市教育振興基本計画」で示す目標を、一人一人の子どもの姿として実現できるよう、関係機関と連携しながら、全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。  議員の皆様方の一層の御理解、御協力と、市民の皆様の積極的な参画を心からお願い申し上げまして、私の所信といたします。ありがとうございました。 ○議長(伊藤明彦君) 以上をもって教育長の教育行政方針演述を終わります。 △日程第9 報告第1号 損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告について ○議長(伊藤明彦君) 日程第9、報告第1号、損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎建設部長(阿部勝君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 建設部長。 (建設部長 阿部勝君登壇) ◎建設部長(阿部勝君) 議案つづりの1ページをお開き願います。ただいま議題となりました報告第1号、損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告につきまして、命により建設部長から御説明いたします。  次の2ページをお開き願います。陸前高田市専決第1号、専決処分書であります。本件は、平成30年6月5日午前10時15分ころ、要望箇所の確認のため広田町の現場に向かう際、米崎町字糠塚沢地内の丁字路交差点において停車中の車両に追突し、その車両が相手方車両に衝突したものであります。  本件につきましては、市側に過失があると認め、これに伴う損害賠償の額を5万8,222円と定め、平成31年2月8日、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したことから、同条第2項の規定により議会に報告するものであります。  以上で報告第1号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。  以上をもって報告第1号の議事を終わります。 △日程第10 報告第2号 損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告について ○議長(伊藤明彦君) 日程第10、報告第2号、損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎建設部長(阿部勝君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 建設部長。 (建設部長 阿部勝君登壇) ◎建設部長(阿部勝君) 議案つづりの3ページをお開き願います。ただいま議題となりました報告第2号、損害賠償の額を定めることに関する専決処分の報告につきまして、命により建設部長から御説明いたします。  次の4ページをお開き願います。陸前高田市専決第2号、専決処分書であります。本件は、平成30年6月5日午前10時15分ごろ、要望箇所の確認のため、広田町の現場に向かう際、米崎町字糠塚沢地内の丁字路交差点において停車中の車両に追突し、市公用車に同乗していた相手方を負傷させたものであります。  本件につきましては、市側に過失があると認め、これに伴う損害賠償の額を3万8,911円と定め、平成31年2月8日、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したことから、同条第2項の規定により議会に報告するものであります。  以上で報告第2号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。  以上をもって報告第2号の議事を終わります。 △日程第11 議案第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について △日程第12 議案第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○議長(伊藤明彦君) 日程第11、議案第1号、人権擁護委員の候補者の推薦について及び日程第12、議案第2号、同件名の議案2件を一括して議題といたします。  本2件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 市長。 (市長 戸羽太君登壇) ◎市長(戸羽太君) 議案つづりの1の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第1号及び議案第2号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  本2件は、いずれも人権擁護委員の候補者の推薦について、人権擁護委員法に定めるところにより、議会の意見を求めようとするものでございます。  初めに、本市の人権擁護委員は現在7人となっておりますが、議案第1号は、このうちのお一人であります菊池政雄氏の任期が本年6月30日をもって満了することから、その後任候補者として、引き続き菊池氏を推薦しようとして御提案するものでございます。  1の2ページをお開き願います。議案第1号で御提案いたします菊池政雄氏は、参考資料の経歴書のとおり、米崎町に在住で、昭和41年3月、宮城県気仙沼高等学校を卒業後、昭和42年4月から陸前高田市役所に勤務され、平成20年3月に退職されるまで地方行政の第一線で活躍されたところであり、また地域では米崎地区コミュニティ推進協議会役員や米崎町第11区区長などを務められ、地域発展のために御尽力をいただいているところでございます。  さらに、平成25年7月から現在に至るまで人権擁護委員として御尽力をいただいているところであり、地方行政の経験が豊富であるとともに、人格、識見ともにすぐれた方でありますので、引き続き人権擁護委員の候補者として御推薦申し上げる次第であります。  次に、議案つづりの2の1ページをお開き願います。議案第2号は、議案第1号と同様、人権擁護委員の畑山宏明氏の任期が本年6月30日をもって満了することから、その後任候補者として、引き続き畑山氏を推薦しようとして御提案するものでございます。  2の2ページをお開き願います。議案第2号で御提案いたします畑山宏明氏は、参考資料の経歴書のとおり、小友町に在住で、平成元年3月、花園大学文学部を卒業後、平成16年4月から平成18年4月まで陸前高田市立小友小学校PTA会長、平成18年4月から気仙地区少年警察ボランティア協会少年補導員として御尽力をいただいているところであります。  さらに、平成28年7月から現在に至るまで人権擁護委員として御尽力をいただいているところであり、地域社会の実情に精通し、人格、識見ともにすぐれた方でありますので、引き続き人権擁護委員の候補者として御推薦申し上げる次第であります。  以上、2人の推薦につきまして、何とぞ御賛同くださいますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  議案第1号及び議案第2号は、議事の順序を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  初めに、ただいま議題となっております議案第1号は、「異議がない」という意見を付すことに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は「異議がない」という意見を付すことに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) 次に、議案第2号は、「異議がない」という意見を付すことに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は「異議がない」という意見を付すことに決しました。 △日程第13 議案第3号 市道路線の廃止について △日程第14 議案第4号 市道路線の変更について △日程第15 議案第5号 市道路線の認定について ○議長(伊藤明彦君) 日程第13、議案第3号、市道路線の廃止についてから日程第15、議案第5号、市道路線の認定についてまでの議案3件を一括して議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎建設部長(阿部勝君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 建設部長。 (建設部長 阿部勝君登壇) ◎建設部長(阿部勝君) ただいま議題となりました議案第3号、市道路線の廃止についてから議案第5号、市道路線の認定についてまでの議案3件につきまして、命により一括して建設部長から御説明をいたします。  議案つづりの3の1ページをお開き願います。議案第3号、市道路線の廃止についてでありますが、今回廃止しようとする路線、整理番号1282、保育園線から整理番号3816、砂畑中和野線までの3路線は、野外活動センターの整備及び土地区画整理事業の進捗に伴う市道の変更等により、存置の必要がなくなったことから、廃止をしようとするものであります。  3の2ページから3の3ページは位置図でありますので、お目通しをお願いいたします。  次に、議案つづりの4の1ページをお開き願います。議案第4号、市道路線の変更についてでありますが、今回変更しようとする路線、整理番号0121、中長砂荒沢線から整理番号3862、本丸洞の沢1号線までの3路線は、土地区画整理事業等に伴い、起点または終点及び路線延長を変更しようとするものであります。  4の2ページから4の3ページは位置図でありますので、お目通しをお願いいたします。  次に、議案つづりの5の1ページをお開き願います。議案第5号、市道路線の認定についてでありますが、今回認定しようとする路線、整理番号3925、中川原6号線から、5の2ページをお開き願います。整理番号3946、大畑5号線までの22路線は、土地区画整理事業等により整備される道路を新たに市道として認定しようとするものであります。  5の4ページから5の6ページは位置図でありますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議案第3号から議案第5号までの議案3件につきまして説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第3号から議案第5号までの議案3件については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本3件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第3号から議案第5号までの議案3件を一括して採決いたします。  本3件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本3件は原案のとおり可決されました。 △日程第16 議案第6号 岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議について ○議長(伊藤明彦君) 日程第16、議案第6号、岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎理事(須賀佐重喜君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 理事。 (理事 須賀佐重喜君登壇) ◎理事(須賀佐重喜君) 議案つづりの6の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第6号、岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び岩手県市町村総合事務組合規約の一部変更の協議につきまして、命により理事から御説明をいたします。  提案理由でありますが、岩手県市町村総合事務組合は、岩手県内の全市町村と一部事務組合及び広域連合をもって組織し、常勤職員の退職手当の支給に関する事務等を共同処理しているところであり、平成31年3月31日をもって、紫波、稗貫衛生処理組合が解散することに伴い、岩手県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数を減少させ、あわせて規約の所要の整備をすることについて協議をしようとするものであります。  一部事務組合は、これを組織する地方公共団体の数を増減し、もしくは共同処理する事務を変更し、または組合の規約を変更しようとする場合は、関係地方公共団体との協議により定め、あわせて議会の議決を経なければならないと定められていることから、地方自治法第286条第1項及び第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  次に、変更の内容について御説明をいたしますので、6の2ページをお開き願います。岩手県市町村総合事務組合規約の一部を変更する規約であります。別表第1及び別表第2中、紫波、稗貫衛生処理組合を削るものであります。  附則でありますが、この規約は平成31年4月1日から施行するとするものであります。  以上で議案第6号の説明を終わります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第6号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第6号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第17 議案第7号 陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結について ○議長(伊藤明彦君) 日程第17、議案第7号、陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 (総務部次長 村上幸司君登壇) ◎総務部次長(村上幸司君) 議案つづりの7の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第7号、陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結につきまして、命により総務部次長から御説明をいたします。  提案理由でありますが、陸前高田市庁舎新築工事の請負契約を締結しようとして提案するものであります。  この新築工事につきましては、副市長を委員長とし、関係部課長等で構成する業者指名運営委員会が決定した条件つき一般競争入札を去る2月5日実施したところでありますが、その結果、41億2,614万円で日本住宅・長谷川建設特定共同企業体が落札したものであります。  この工事請負契約の締結につきましては、予定価格が1億5,000万円を超えることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  次に、工事の概要について御説明いたしますので、7の2ページをお開き願います。議案第7号説明資料その1、工事概要であります。目的でありますが、陸前高田市庁舎を整備しようとして施工するものであります。  工事期間は、議会の議決を得た日から平成33年3月15日まで、工事場所は陸前高田市高田町字下和野地内ほか、工事内容でありますが、陸前高田市庁舎は鉄筋コンクリートづくり7階建て、延べ床面積は、1階が978平方メートル、2階が828平方メートル、3階から6階までが各823平方メートル、7階が621平方メートル、屋上階が200平方メートルで、計が5,919平方メートルであります。  なお、この床面積には、1階部分に設置するひとにやさしい駐車場のひさし部分や、屋上の電算室、サーバー室についても床面積に算入されていることから、計画時より面積が増となっているところであります。  車庫倉庫棟は鉄骨づくり3階建て、延べ床面積は、1階が214平方メートル、2階が248平方メートル、3階が234平方メートルで、計が696平方メートルであります。  その他の施設として、電気自動車用充電器駐車場2台分と駐輪場20台分であります。  また、敷地北側の資材倉庫棟周辺を除く駐車場やサイン工事等を含む外構についてもあわせて整備を行うものであります。  次の7の3ページ、説明資料その2は位置図となりますので、お目通しをお願いいたします。  次の7の4ページをお開き願います。説明資料その3は配置図でありますが、敷地北側の資材倉庫棟につきましては、高田小学校の現校舎解体後となることから、今回の契約には含まれていないものであります。  次の7の5ページ、説明資料その4は陸前高田市庁舎立面図、次の7の6ページ、説明資料その5は車庫倉庫棟立面図となりますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議案第7号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆9番(菅野定君) 議長。9番、菅野定。 ○議長(伊藤明彦君) 菅野定君。 ◆9番(菅野定君) 市役所新庁舎の総事業費というのは、およそ50億円と今までお伺いしておりましたけれども、今回契約の金額が41億2,614万円となっておりました。思った以上に業者も頑張ったものと思われますけれども、この間当局といたしまして大分苦労したのではないかなと思うのですが、このように契約金額が削減されたことについて、どのような点を考慮したのでしょうか、伺います。 ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  まず、事業費についてコスト意識を持つということを設計事務所のほうに当初から指示をしておりました。また、実施設計を進める中にあっては、できる限り普及品を採用することなどを指示していたところでございます。  それから、議員御案内のとおり、入札の結果を鑑みますと、請負事業者側の企業努力、そういったものもうかがえる結果ではなかったかなというふうに考えております。 ◆9番(菅野定君) 議長。9番、菅野定。 ○議長(伊藤明彦君) 菅野定君。 ◆9番(菅野定君) では、この庁舎工事の請負契約の中に、高田小学校の解体工事というのが含まれていないと思われますが、この小学校の解体についてはどのように進めていく考えなのでしょうか、伺います。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  高田小学校の解体工事につきましては、スケジュールといたしましては夏休み期間中に新校舎への引っ越しを行って、その引っ越しが終了した後に年内の解体工事の完了を目指して進めるというスケジュールとしておるところでございます。  なお、工事の発注につきましては、教育委員会のほうが担当する予定としております。 ◆9番(菅野定君) 議長。9番、菅野定。 ○議長(伊藤明彦君) 菅野定君。 ◆9番(菅野定君) 教育委員会のほうで、その予定とかがわかっていれば、ちょっとお聞きしたいのですが。 ◎教育施設整備室長(中山雅之君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 教育施設整備室長。 ◎教育施設整備室長(中山雅之君) 教育施設整備室長からお答えいたします。  高田小学校の解体につきましては、設計業務が現在終わっております。来年度、先ほど総務部次長が言ったとおり、引っ越し前に発注し、引っ越し後の施工を行うように現在考えております。 ○議長(伊藤明彦君) 先ほどの件で、予算等についての質問があったのですが、答弁願います。 ◎教育施設整備室長(中山雅之君) 教育施設整備室長からお答えいたします。  現在設計が終わっておりますけれども、4億弱かなというふうなところで設計が出ているところでございます。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。 ◆8番(鵜浦昌也君) 議長。8番、鵜浦昌也。 ○議長(伊藤明彦君) 鵜浦昌也君。 ◆8番(鵜浦昌也君) 新庁舎建設について御質問いたします。  1点目ですが、改めて契約金額の41億円の財源についてお尋ねをいたします。  2点目ですが、先ほど当初50億円程度ということで概算で示されていたものが、コスト削減ということで41億円になったというような説明がございましたが、別途これから資材倉庫棟も発注するのだろうというふうに思いますので、それを合わせると概算で大ざっぱに50億ぐらいいくのではないかなというふうに思いますが、その見通しについてお尋ねいたします。  それと、この契約金額41億円ですが、これについてはもちろん建設後の維持管理経費というのは含まれていないものだろうというふうに思います。今後どれぐらいの維持管理経費がかかるのか、その見通しについて金額ベースでお示しいただきたいというふうに思います。
    ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  順番を変えてお答えをさせていただきたいと思いますが、まず全体事業費というところの御質問からお答えをさせていただきたいと思います。今回入札によりまして、工事費の減がありました。ただし、そのほかに先ほど申しましたとおり、倉庫棟、それから備品の整備等を予定しておりますので、現在のところ総額で48億円程度を予定しているところでございます。  そこで、1番目の質問の財源についてでございますが、48億円のうち、震災特別交付税、その部分が約22億円、それから被災施設復旧関連事業債ということで、一部起債を借り入れる予定としております。その部分が約20億円で、そのうちの30%が市の持ち出しということになります。残り一般財源として2億3,000万ほど……申しわけございません。先ほどの震災復旧の関連事業債ですが、ちょっと数字を誤ってしまいました。24億ほどでございます。残り一般財源が2億3,000万ほどということになります。先ほどの事業債の一般財源として負担する30%部分と一般財源を合わせまして、およそ9億6,000万円ほどとなっているところでございます。  維持管理の経費についてでございますが、実施設計の段階で省エネルギー計画を取りまとめておりまして、そこでの試算によりますが、年間9,300万ほどを見込んでいるところでございます。ただし、今後のさまざまな変更によりまして、ここは動いてくるものと考えております。  補足説明をさせていただきますが、現在の仮設庁舎の維持管理費については約7,000万ほどかかっているところでございます。 ◆8番(鵜浦昌也君) 議長。8番、鵜浦昌也。 ○議長(伊藤明彦君) 鵜浦昌也君。 ◆8番(鵜浦昌也君) それで、新庁舎の7階建てについては、さきの市長選でもかなり市民の間で議論がされてきた経緯がございます。そういった市長選の経緯を踏まえた上で改めて、市民の中には7階建てにする理由というのも十分理解されていない点があるのではないかなと私個人的には思っているのですけれども、市長はさきの市長選の結果を踏まえた上で、今回の議案提案についてどのようにお考えなのか、その辺をお伺いします。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 市長。 ◎市長(戸羽太君) 今回の選挙の結果を踏まえてということでありますが、基本的には7階建てということについて疑問を持っておられる市民の方々がたくさんいらっしゃるのだということは、これはそのとおりだというふうに思っていますが、ただ選挙が接戦になった、特に市庁舎のことを争点とされたということの一つには、私がこれまで申し上げているように、32年度を越えても国の支援をもらえるという話というのはないのです。ないのに、それを市民にあたかもできるよということを言ったために、こういう議論になってきたのだろうということが私は一番大きな要因だと思っているわけです。  実際に選挙の中でも市民の皆さんに申し上げてきましたが、昨年の12月に復興副大臣、橘さんにも直接お話を伺い、そしてことしの1月にも安藤大臣政務官に議長と同席のところでお話をした際に、それはできませんよというお話をいただいているわけでありますから、7階建てについて御理解をいただけているというふうには、私も100%オーケーだというふうには思っていませんが、ただこの間議会で議論してきたことというのは、市民の皆さんにどうやって負担をおかけしないで、国からの支援をいただいて新しい庁舎を建てるかということで御議論いただいてきたというふうに思いますので、そういう意味では7階建てという議論が見えにくかったことは、これはもう反省すべきところだというふうには思っていますが、ただ結果として今お話あったように市民の皆さんの御負担が少ない中で新庁舎を建設できるということは、私はこれは計画どおり進めていかなければ市民の皆様に御迷惑がかかることだというふうに思っております。 ◆8番(鵜浦昌也君) 議長。8番、鵜浦昌也。 ○議長(伊藤明彦君) 鵜浦昌也君。 ◆8番(鵜浦昌也君) 3回目の質問で最後ですけれども、市長選を終えてから市長も反省すべき点は反省していますと、庁舎問題にしろ、復興の進め方にしろ、やはり市民に対する説明が不足したということは反省をなさっていました。それは、私はマスコミの新聞とかテレビでしか拝見していませんけれども、その反省を踏まえるならば、特に新庁舎の7階建てに対しては市民に対する説明会を設けるべきではなかったのかなというふうに思っているわけです。それで3月議会の提案でなくても、ぎりぎりの6月の議会の提案とか、そういったことは考えられなかったのか。私は、直接市長が市民に対する説明がまだまだ不十分ではないかなというふうに思っておるのですけれども、その辺最後お聞きいたします。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 市長。 ◎市長(戸羽太君) 議員の御指摘の部分は、そのとおり甘んじて反省をしなければいけないというふうに思っているわけでありますが、ただ6月議会に延ばすということはできなくて、今この中にも予定が書いてあるわけでありますが、これは32年度内に完成をさせるということですけれども、この工事契約の期間を見ていただければわかるとおり、3月15日までということでありますので、これは7階建てということがひとり歩きをして、何か非常に高価なものが、まさに言われていたように身の丈に合わないものができるのではないかというふうにおっしゃられておりますけれども、これはもう目に見える形で最終的にでき上がるわけですし、私は市民の皆様方に御理解をいただけるものにしかならないというふうに考えているところでございます。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 ◆14番(福田利喜君) それでは、お伺いをいたします。  先ほど同僚議員も質問しましたが、まず1点、これまで50億といった建設費が今回落札金額38億、消費税足して41億ちょっととなったのですが、まず落札率をお示しください。  それから、この庁舎に関して基本設計をしているときからパブコメもたしかやっていたはずです。そして、そのようなことについて設計者に対して市民からの意見というのを反映させるというふうに、これまで議会の中で話してきました。それは、どのような形で反映させたのか。  一部情報公開制度で情報公開をとった際に、そうしたら最初はしていないという回答を市民の方に市当局はしております。次に、議会の全員協議会で議員が話しているときに、こういう形でしましたという話をされた。それに対して今度話をしたら、口頭で指示をしたと。基本設計にかかわる大事なものについて、役所の中で設計業者に対して口頭で指示をする。あり得ないのではないかと思うのですが、このような事実があったのかないのか。  それから、この間ずっと議論してきた中に、当局では、現在の総務部次長さんではございませんが、前任者の方がずっと我々が維持費は4階も7階も変わらないのかという議論をしていった中で、変わりませんと、ほとんど同じですという答弁をずっとこの間されてきました。そして、先般なのですけれども、担当がかわられたからかどうかわかりませんが、私は建設費に関しての議論だと思って変わらないという答弁をしましたという話を私にされました。こういう答弁をされていくと、議会での、この議場での答弁はどこまで信用していいのかというところが出てくるのですが、その辺について議会で真摯に市民に向かっている当局の皆さんが、どのような形でそのような答弁をなさっているのか。  それから、あともう一つ大きな点は、用途地域の変更、これは長年議論させていただいてきました。そして、今回建築確認を県にされた際に、用途地域の住宅専用地域内であるということで、平米数がオーバーだということで、建築確認がおりませんでした。そこでわざわざ県の建築審査会に諮って今回これをおろしたわけなのですが、住民は、市民はその制度を守りなさい、市当局はこういう理由があるから守らなくていいではないと思うのです。そこはやっぱり手続をきちっとするべきではないのかと、そのようなことについて御答弁いただけませんでしょうか。 ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  まず、1つ目の落札率の関係でございますが、約90%となっております。  それから、パブリックコメントの反映ということでございますが、これは実施設計を行う中にあって、パブリックコメントについてもきちんと設計者のほうにお伝えしながら、できる限りの盛り込みをお願いしたところでございます。細かい部分については、ちょっと資料等を持ち合わせていませんので、お答えはできません。  それから、維持費の関係ですが、維持費につきましても先ほどもおよそ9,300万円というお話をさせていただきましたが、大きな変更はなくて、総じて同様と考えております。  それから、用途地域の関係でございますが、住居地域に市役所という建物を建てることができないがために県の審査会にかけたということでございますので、面積が大きいとかそういう話ではございません。この件については、さきの委員会でも御説明をしているところと思っております。  以上です。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 ◆14番(福田利喜君)  その辺がきちんと本当にされているのかどうか。  そして、維持費が今変わらない、9,300万というお話でしたが、では4階の当時としても9,000万以上かかるというふうに理解をしていていいわけですよね。まずは1点。今回詳細設計して積算という形が出ましたが、やはりそこは違っているはずだと思います。  それから、先ほども議論されてきた中で、今回の選挙でさまざまな形で議論されてきました。人口も少なくなる、それから当然職員数もある程度少なくなっていく。その中で今回震災前とほぼ同じ面積、そして保健センターも向こうに行ったというような形で、ある程度の面積が、教育委員会が入るということで市民会館があったということがあるのかもしれませんが、その辺の面積の中で4階でつくるよりも7階でつくったほうが、廊下であったり、それからトイレ等であったり、給湯室であったり、有効面積というのは同じ4階であるのと7階であるのではまるきり違うというふうに感じますが、その辺についてどのような形でこれを検討されたのか。  それから、もう一点、この間ずっと選挙でも市長は、あいた階についてはテナントを入れるのだというお話をされてきました。最初からテナントを入れるのならテナントビルとして設計されるならわかりますが、大事な市民の情報がいっぱいあります……そう顔をゆがめないでください。そういう形で、大事な情報があります。それをどうやって保全していくのか。普通にあればきちっとした保全方法があるのですけれども、雑多な雑居ビルみたいな形でそういうふうなテナントが入るとなると、情報の保全にも経費がかかってくる。これは当然だと思うのですが、その辺を見越した形で、これを本当に50年間使っていくという形で思うのであれば、その辺どのような設計をこれに入れて、先ほど鵜浦議員、同僚議員が話しましたが、選挙である程度争点になったのに対してもう一度見直す。そして、期間的には少し縮小したり、別な方法だったりすれば、丸々2年でできるというところもあるはずなのですが、その辺について選挙後再検討はしなかったのかどうかも含めて御答弁願いたいと思います。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 市長。 ◎市長(戸羽太君) 私がお答えできる部分だけお答えをさせていただきたいと思います。  4階と7階の有効面積の話が出ましたが、例えば4階建て横長の建物にすれば、逆にワンフロアに1つでいいトイレを2カ所つけなければいけないとか、あるいはエレベーターも2カ所つけなければいけないとか、さまざま出てくるところはあろうかと思いますので、そんな大きな変わりはないだろうというふうに私自身は考えております。  それから、テナントの話というか、フロアを貸すという話は、これは議会の中で何回も何回もやりとりして、私が何も選挙の中で突然言い出した話ではないのです。これは前からお話ししているように、平成33年度を迎える際に、そこに働いている職員の皆さんの数というのが見えているのですよと、その方々がお仕事ができるだけの面積を必要として、それをベースにこれを設計しているのですよということをお話ししてきたはずです。ただ、皆様方から、将来は人口の減少とともに職員の数も減っていくのですよねというお話があったので、その際にはワンフロアをすとんと貸せるような形のほうがいいのではないでしょうかということで、この御提案をしたわけでございますので、何か選挙で議論になったとかと言いますけれども、その前からもう議員の皆様方とはかんかんがくがくやってきたという前提をぜひ踏まえていただきたいというふうに思います。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁漏れ、ちょっと確認して。福田議員。 ◆14番(福田利喜君) 答弁漏れある。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長から情報の関係につきましてお答えをいたします。  現在のところは7階建てということで、セキュリティーの関係で一番考えているのは、展望フロアに一般の方を入れるというところをきちんと区分けしましょうということでやっております。今後、例えば職員数が減ってフロアごと貸し出すようなときであれば、きちんとそういったセキュリティーが確保できるような改修等を行った上で貸し出すような形を考えております。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 ◆14番(福田利喜君)  ということは、維持費がまたかかっていく、改修費かかっていくという御答弁になっていくはずなのですけれども、市長がお話しされましたが、33年の4月1日に職員数が何人いるか。それは国の基準値、総務省なり国交省なりの基準値で、1人当たりの面積はこれぐらい必要だよというところから持ってきたと思うのですが、現在の庁舎でそんな1人当たりの面積は多くなっていないはずです。であれば、5年なり何年かは現在の面積で1人が占用する面積があれば同じなのではないか。将来的にわたったら、少なくてもいいのではないかと、そういうことも当然出てきているはずだと思うのですけれども、まずは改修費については予定をされているという理解で、今後それは維持費に負担がかかっていくという形でよろしいのか。  もう一つは、先ほど24億の起債借り入れをするという話なのですが、その際に起債を充当できる部分で含まれているものは什器備品まで含むのか、それとも今回の設計上にやっている建物等だけなのか、その辺についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  まず、改修に係る維持経費等につきましてでございますが、基本的に大規模な建物につきましては10年置きぐらいに改修が必要になってくるというようなことが言われております。そこら辺は今現在の維持費の中には盛り込んでいないところでありますが、今後公共施設の維持管理計画等の中で詳細な検討をしてまいりたいと、そのように考えております。  それから、被災施設復旧関連事業債の対象でございますが、あくまで起債対象経費のみ計上しておりますことから、備品費であるとか、あるいは設計であるとか、そういった部分は含まれておらないところでございます。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。 ◆1番(伊藤勇一君) 議長。1番、伊藤勇一。 ○議長(伊藤明彦君) 伊藤勇一君。 ◆1番(伊藤勇一君) 伺います。  先ほど市長は、33年の3月までに市庁舎の完成を見なければというようなぐあいの話をしておりますけれども、私が調べた限りでは、30年6月8日、吉野復興大臣記者会見録が、復興庁会見室で行われたものがこのようにあります。それによりますと、「復興庁は単年度会計でございますので、33年度分までは約束できませんけども、そこは与党の東日本大震災復興加速本部等を通じて、32年度までに完成しない新規事業は受け付けないというのが大原則でございますけども、12市町村については受け付けをして、33年度以降の予算には政治が責任を持つという形で、これからやっていきたいというふうに考えております」と吉野復興大臣は記者会見で話しております。  また、その後半には「平成33年度以降の継続事業については、政治が責任を持ってというお話でしょうけども、具体的にはどのような分野で」ということで記者が問うたところですが、そのときには復興大臣は、「ハードとソフトに分けると、例えばハード面で土地のかさ上げ、陸前高田市なんかは32年度でやっとあの土地ができるんですね。そこから住宅をつくり、商店をつくりという形でございますので、例えばグループ補助金等々、あとは生活支援金等々、そういうところも含めて32年度で、復興庁がなくなった後、終わりというわけにはいかないわけでありまして、一番ダメージの多かった方々が支援制度を受けられないということが、これはあってはならないということでございます」と、吉野復興大臣はこのように話しています。これを会議録として私は手にしました。これを受ければ、つまりは33年度以降においても国からの補助金はあるのではないかというふうに感じます。  それから、26年6月、大島本部長に対して、三陸沿岸都市会議、これについては八戸市長から気仙沼市長まで7名の市長の名前の連名でもって、その本部長に要望書を出しております。その内容の一つは、被災自治体の事務事業量等を考慮して、普通交付税の合併算定がえ特例期間を延長することということで要望書を出しているではありませんか。ですから、32年3月までの市庁舎の完成については、それは大原則だけれども、終えられなかったらば、それについては国ではちゃんと検討しますと、それでことしの夏、秋までに復興庁にかわる新たな組織を国では考えようとしているということで私は理解しておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎副市長(岡本雅之君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 副市長。 ◎副市長(岡本雅之君) 副市長からお答えをいたします。  私も国から来ている立場ではありますけれども、そういうふうな発言があったということは理解をしておりますし、市としてもハード整備、ソフト事業、いろいろあるものについて、なかなか今後やらなければいけないところも残ってくるだろうからお願いをしたいということは、お願いをするというベースで言っているのはあります。  しかし、それはあくまでも制度化されているものではなくて、それは決まっているわけではないわけです。法律上は32年度で復興庁はなくなるし、今当てにしている震災特別交付税などについても32年度分までしかないというふうになっているわけであって、ではそれを33年に延ばせるはずだと思ってやって、実際延びてしまって、制度は変わらなかったら誰が責任とるのですかというところが問題かなというふうに思っております。  また、復興庁からも何度も言われていますけれども、新たなものをつくる、新たな計画をつくるものは基本的には32年度内に終わらせるようにしてくださいと。今までやっているものについてどうしても延びてしまうものがあるのであれば、いろいろ考える。それも先ほど申し上げたように決まっているものではなくて、あくまでもこれから考えましょうという段階なのであって、何も決まっていない。  そして、新庁舎についてもこれからつくるわけであって、いわゆる新規事業に当たるわけですけれども、それについて32年度で終わる計画をもとからつくれと、そういうふうに言われています。その計画をつくった上で、諸般の事情によってちょっと延びたというところについて何とか考えましょうということは、議論としてはされているけれども、何も確約されたものではないというふうに思っております。  我々としては、それをしっかりと、そういった状況を踏まえて責任を持ってこの復興をやり遂げるということを考えたときには、32年度で終わる計画をきちっとつくってやらないといけないというふうに思っております。そういうところから、最初から33年に延びてもいいのだというような議論は非常に横暴なのではないかなというふうに私は思っております。  以上です。 ◆1番(伊藤勇一君) 議長。1番、伊藤勇一。 ○議長(伊藤明彦君) 伊藤勇一君。 ◆1番(伊藤勇一君) それでは、また伺います。  岩手県に紫波町というところがありますけれども、紫波町では過去何年か前には庁舎を建設したというふうに私は理解しております。そのときにはいろいろな形で施設、建物の面積等も考慮したと思いますけれども、私は大変紫波町を参考にしておりまして、今まで見守ってきました。  この陸前高田の市庁舎については、先ほど先輩議員も話しましたけれども、総務省の基準または国土交通省の基準を参考にして市庁舎の面積を検討したのか。それとも、震災前の旧来の床面積を基本として今度の市庁舎の7階建ての面積を検討したのか、その辺のところと、あとは今度の7階建ての市庁舎の維持管理費というのはどの程度の金額を見込んでいるのか。また、それは見込めないのかということで大変気にしておりますけれども……    (「答弁さっき」と呼ぶ者あり) ◆1番(伊藤勇一君) 済みません、ではそれは撤回します。  では、先ほどの面積についてだけお答えお願いします。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  どちらの面で検討したかといいますと、どちらでも検討いたしました。旧の面積、従前説明をしてまいりましたが、約5,600平方メートルでございました。あとは特別交付税の対象となる人員による面積、これについても検討してまいりました。  ちなみに、入居人数による面積については5,965平方メートルということで、今回の延べ床面積を上回る数字ですので、今回の床面積についても特別交付税で見ていただけるというふうに考えております。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。 ◆15番(藤倉泰治君) 議長。15番、藤倉泰治。 ○議長(伊藤明彦君) 藤倉泰治君。 ◆15番(藤倉泰治君) この議案について私からもお尋ねいたしますが、今回のこの議案は選挙戦云々というふうなこともありますが、私は当局と議会と協働で2年前からいろんな意見を交換しながらつくってきた議案だというふうに思っていまして、今に始まった議案ではないというふうにも思います。改めて、そのことを踏まえながらお聞きしますが、当初2年前のときには4階建ての盛り土をしないでというふうな中で、それが位置の問題として決まらず、3分の2条項もあって3カ月間議論したというふうに思うのです。その中で土盛りというふうな話があって、浸水区域であるけれども、盛り土をするという中で、この7階建て、駐車場を広くとるというふうなことになったというふうに思います。その中で議会としても了解をし、大筋合意をして6月議会になったのではないかというふうに考えているわけですが、そういう点での当局のほうの認識をひとつお尋ねしたいと思います。 ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 市長。 ◎市長(戸羽太君) 今藤倉議員からおっしゃっていただきましたが、私もそのとおり認識をいたしております。ただ、先ほど鵜浦議員からも御指摘がありましたけれども、一昨年の3月議会に初めて高田小学校の場所を提案をさせていただいたのですが、残念ながら御理解をいただけなくて、3分の2にならなかった経緯があります。どうしても私は大臣、副大臣などとお会いする機会が多いものですから、とにかく32年度内に完了するようにと会うたび会うたびに言われてまいりましたので、6月がある意味タイムリミットかなというような思いもあって、議会の皆さんにどうしたら御理解をいただけるのかという視点で、それこそ陰に陽にいろんな方々とお話を積み重ねてきたつもりでございます。  その中で議会の皆さんとのお話し合いはいっぱいしたのですが、その中身が市民の皆さんに見えづらかった、要するに見えなかったということなのだろうと思っていますので、そこについては先ほど御指摘いただいたように、これは真摯に反省をしなければいけない。なぜ4階建てのピロティーという話から始まったものが最終的に7階ということになったのかというその経過が見えにくかったのは、これは確かだというふうに思っています。  ただ、今回議会の皆様に御提案をしているこの件については、今藤倉議員おっしゃるように、皆様方と一定の方向性を見出せたというところで6月議会に、確かに議決の中身は場所ということかもしれませんけれども、ただそこに付随してこういう建物でどうですかということは事前に皆様方にお話をさせていただいていましたので、正直申し上げて、今度の選挙の中でこの話が争点になるということは私自身も余り想定をしていなかったということであります。  いずれ先ほどの御指摘も踏まえて、この7階建てというものは決して華美なものではないということも含めて市民の皆さんに御理解をいただいていく必要性というものは感じておりますので、そういったことにも配慮しながら、しかしながらこれは32年度内に完成をさせなければいけないと私は思っておりますので、御理解をいただければと、そのように思っております。 ◆15番(藤倉泰治君) 議長。15番、藤倉泰治。 ○議長(伊藤明彦君) 藤倉泰治君。 ◆15番(藤倉泰治君) そういう意味では、市民の皆さんへの説明の面でも議会議員としての、議会側としての責任も反省をしなければというふうにも思うわけですが、ただこの1年半の間に市では基本設計を国とも協議しながらつくってきたと思うのです。その間にも議会の中でもこの1年間、さまざまな予算、決算、基本設計の委託、そういったふうなことも予算上盛り込まれ、決算でも確認をされ、これは議会でも全員一致で決めてきたというふうにも思います。  ただ、その中で例えば人口減の問題なんかで言えば、私は人口減というのは前の庁舎を考えると、人口が減ったけれども、庁舎は倍になったというふうに思っていますので、人口イコール庁舎ではないというふうにも思うのですが、いずれそういうふうな議論を踏まえて今回の議案、そしてきょう決まって、今後早速工事に入らなければ期間内に完成というふうなことにもならないようにも思うわけですけれども、今後の工事の差し迫った日程について、どんなふうになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  スケジュールということかと思いますが、今回発注の工事は平成33年3月15日が工期ということでございます。それから、御説明の中で北側の倉庫棟につきましては、途中で追加で発注をしていきたいというふうに考えておりまして、教育委員会の高田小学校の解体工事との関係で言いますと、この平成31年の年内に解体工事を終わった後、区画整理事業のほうに用地が引き渡しになって、支障物の撤去あるいは盛り土工事のほうを進めていただき、それにあわせ倉庫棟の発注について財政のほうで進めていくという形になっております。最終的には平成33年3月15日には全ての工事が完了するというスケジュールで進んでいく予定としております。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) これにて質疑を終結いたします。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第7号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議あり」と呼ぶ者あり) ◆1番(伊藤勇一君) 議長。1番、伊藤勇一。 ○議長(伊藤明彦君) 伊藤勇一君。 ◆1番(伊藤勇一君) 私は、委員会の付託について省略することについて異議を申し上げます。  なぜなら、やはり私も間もなく一般質問において新市庁舎についての議論をしようと予定しておりますし、先輩議員の方々にもこのことについて一般質問の予定があるものと思っております。ましてや、さきの市長選挙において、市民、有権者の民意がはっきりとあらわれているのに、十分な議論を行わずに可決、否決したなら、民意を無視したことになるのではないかと思っております。ここはやはり一般質問を経て、担当委員会で議論した末に本会議で決議すること、それが市民に対する責任を果たす行政としての、そして議会の先ほど教育長も申し上げたごとく…… ○議長(伊藤明彦君) 簡潔にお願いします。 ◆1番(伊藤勇一君) 誇りを持って判断すべきだと私は思います。したがって、異議を申し上げます。  以上です。 ○議長(伊藤明彦君) ただいま1番、伊藤勇一君から異議の申し立てがありました。  よって、御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議案第7号は委員会の付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立) ○議長(伊藤明彦君) 起立多数であります。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 ◆7番(伊勢純君) 議長。7番、伊勢純。 ○議長(伊藤明彦君) 伊勢純君。 (7番 伊勢純君登壇) ◆7番(伊勢純君) 議案第7号、陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結についての賛成討論を行います。  市役所新庁舎の再建に当たって重要な3つの事項があります。第1に、国が定める復興期間で再建を果たすこと。第2に、市民の議論、意見、願いを踏まえ、議会での議論を通じ、特別議決を行ってきたこと。第3に、本市は東日本大震災で多くの方々の命を失った被災地だということ。  最初に、1点目の復興期間内での再建について述べます。復興期間は、期限が定められています。平成32年度を区切りとし、復興庁の解体や各種支援制度の締め切りとしていることは広く知られているところです。本市の市役所庁舎も、ことしの1月、あるいはそれ以前より復興庁から平成32年度中の完成を求められ、それが財政支援が得られる条件となっています。市民負担が最も軽い庁舎の再建、それは現在の計画を平成32年度までに完成させることです。  次に、2点目の市民の議論、願いを受け、議会が特別議決を行ってきたことについて述べます。新庁舎についての議論は、位置をどこにするかという議論から始まり、市内の各種団体、地域など1,000名近い方々が参加、さらに108件のパブリックコメントが寄せられました。その中には、市広報30年5月号に掲載されているように、「一人も亡くならない、行政機能がストップしない市庁舎をつくってほしい」、「新庁舎の整備費用を可能な限り縮減されるようにお願いしたい」といった市民の皆さんの願いや要望も含まれます。  庁舎の位置変更には条例変更が必要であり、議会の3分の2以上の同意が求められる特別議決だけが意思決定の場となります。その後議員は多くの市民の皆さんからの願いや要望を受けとめ、困難な中でみんなで悩んで結論を導き出しました。それが当初市側からの提案であった4階建ての形から、盛り土をし、ワンフロアの面積の小さい7階建ての計画によって、駐車場も広く確保できることになりました。これにより3分の2を超える議員の賛成を得られるものになりました。  最後に、3点目の被災地の実情という点です。庁舎の再建は、津波被害を受けていないまちとは異質の事情があります。ほかのまちの再建の状況は、旧庁舎が残っているところでは本庁舎は小さな建物での再建が主流となっているようです。本市のように1つだけの庁舎が被災し、再建する条件とは異なっています。また、被災地共通の事情として、仮設住宅での長期生活者の健康度が悪化し、深刻な状況になっているという点もあります。また、県内全体を通じ、子どもたちの心について医療行為を必要とする人数は、実は震災後右肩上がりで、いまだに減少していません。また、営業面でもまだまだ本設できずに苦しんでいる業者もたくさんいらっしゃいます。被災者の住まいの確保もまだ全ての世帯で達成されたわけではありません。さらに、これからの市民の暮らし、全国各地でも課題となっている少子高齢化などの対応の改善にも行政の役割は重要となります。  庁舎の意味は、建物の大きさだけではありません。市民を支える職員数は少なくとも、当面は現在の規模が求められます。そのために新たな庁舎は旧庁舎と同程度の大きさが必要となります。  以上のことから、議案第7号、陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結についての成立をもって、市民負担の軽減、震災を通じた願い、困っている人に手を差し伸べ、ともに歩むまちづくりをさらに前進させていかなくてはなりません。  以上の理由により賛成討論といたします。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに討論はありませんか。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 (14番 福田利喜君登壇) ◆14番(福田利喜君) 議案第7号、反対の立場から討論いたします。  ただいまさまざま質疑をされてきましたが、私はこの庁舎、さきの選挙でも議論になりました。そして、1年数カ月という話がありましたが、陸前高田市の庁舎というのは、復興の象徴だけではなく、今後陸前高田市がどうあるべきかというものの位置づけだと思います。一番いい例が、お隣にある住田町の庁舎です。そのような形で、庁舎はどうあるべきか、市民とともに一緒になってもう少し議論をすべき点が多々あるように私は思います。  そして、その完成時期ですが、それもさまざまな工法によっては工期がまるきり違ってきます。きちっとした議論、そして先ほども当局が答弁されているように、この間市当局と議会での議論が市民にはわからなかった。そこをつまびらかにしながら、市民一体となって納得できるものとしてこれはすべきであって、これが50年、60年たったときの禍根にならないよう、もう一度ここで立ちどまって議論をする、そういう必要があるという観点から、私は議案第7号に反対をいたします。議員各位の賛同を求めます。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに討論はありませんか。 ◆3番(畠山恵美子君) 議長。3番、畠山恵美子。 ○議長(伊藤明彦君) 畠山恵美子君。 (3番 畠山恵美子君登壇) ◆3番(畠山恵美子君) 翔英会の畠山恵美子であります。ただいま上程されている議案第7号、陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結について、賛成の立場で討論を行います。  この議案は、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  東日本大震災で被災した本市の市庁舎の再建については、震災からの復興特別交付税を財源に、災害復旧にての建設が前提となっております。なお、この位置については、本市議会の復興対策特別委員会での議論を経ており、また地方自治法上の特別多数議決ということで、平成29年3月14日及び6月9日の本市議会定例会本会議において議論され、採決に至ったものであります。  反対討論で述べられている7階等についても、平成29年5月26日の本市議会の全員協議会において、大津波警報発生時における職員の対応についてとあわせて庁舎建設についてT.P.17メートルまでかさ上げした上で7階建てとするイメージ図が示され、以来平成30年1月号の「広報りくぜんたかた」における市役所新庁舎整備に関する意見を募集しますということで、市が平成30年1月24日から2月2日の間に応募した市役所新庁舎整備に関するパブリックコメントの要綱においても掲載され、かつ平成30年1月発行の復興ニュースにも掲載されているところであります。  なお、市が募集したパブリックコメントでも、また平成29年秋からこれまでの間に本市議会が開催した議会報告会、通称議会と語る会においても、市庁舎7階建てに対する反対の意見はなかったと承知しております。市庁舎7階建てがオーバースペックであるという御意見、建設費用及び将来にわたる維持管理費に対する御懸念は理解できます。この点について、平成29年3月14日の本会議での反対討論における同僚議員及び私の反対討論の中でも言及しております。しかし、その後本市議会において採決され、市民の皆様へのパブリックコメント等においても市庁舎7階建て等について何ら異論が出されなかったという経過をたどり、粛々と、淡々と市庁舎建設に向けての諸手続が進められてきたところです。  さらに、維持管理費については、市庁舎のみならず、他のあいている施設の活用、または売却も含めた公共施設の維持管理費全体の中で議論すべきと考えます。私も市庁舎のオーバースペック及び財政見通しについて懸念を持ち、最後まで反対討論を行った議員の一人であります。しかしながら、市長と同じく市民の皆様が直接選挙によって選んだ議員によって構成される議会によって議論し、政治を行う議会制民主主義を尊重するべきであるという原理原則に従い、私も粛々と、淡々と、これまでの事実を受けとめ、今に至っております。したがって、本議案第7号を否定することはないという結論であります。  本日このように多くの方々が傍聴に来てくださり、市庁舎建設の是非を真摯にお考えいただいていることに感謝と敬意を表し、また今後も本市議会及び市政を監視してくださるようお願い申し上げまして、賛成討論を終えます。議員各位の賛同を求めます。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに討論はありませんか。 ◆1番(伊藤勇一君) 議長。1番、伊藤勇一。
    ○議長(伊藤明彦君) 伊藤勇一君。 (1番 伊藤勇一君登壇) ◆1番(伊藤勇一君) 私は、あくまでも反対の立場で討論させていただきます。  行政は、財政見通しや長期的な施設管理計画を立案し、市民に説明しながら進めていく必要があると私の知る有識者は語っております。箱物行政をどんどん進めていけば、維持管理費がふえる、その負担を誰がするのか、国や県はもう面倒見ないはずです。将来負担への懸念を棚上げにして事業を推し進めていけば、近い将来に身の丈を超えていたと、過剰投資となるように思えてなりません。このことは、さきの市議会議員補欠選挙で、私は6,323名の市民の支持を受けました。次世代の子や孫が維持管理費に苦しむことがあってはならないと私に託した方々の思いを訴えます。復興特需を背景にして、当市の場合でも税収入や地方交付税もそれなりに確保できて現在に至っていると思います。大津波でもって壊滅の惨禍から復旧してきているとはいえ、将来の人口減少、財政縮小を見通した必要最低限の公共施設の建設を目指すべきと思います。私は、性急に決議をしようとする議会の運営に疑問を感じます。しっかりと将来を見据えて議論しようではありませんか。私は、不採択、否決を訴えます。  当市では、現状で市税の収入の増加は新年度において若干見込めるということですけれども、市単独での財政の見通しは大変難しいと思います。将来にわたって市民税を一律に引き上げるなどしての維持管理費を捻出する財源確保に取り組むことにならなければよいと思っております。  したがって、先輩議員の皆様に私はあえて訴えます。どうぞ反対の立場をお願いします。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) これにて討論を終結いたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第7号を採決いたします。  本件は起立により採決いたします。  議案第7号、陸前高田市庁舎新築工事請負契約締結については賛成の諸君の起立を求めます。 (賛 成 者 起 立) ○議長(伊藤明彦君) 起立多数であります。  よって、本件は可決されました。 ○議長(伊藤明彦君) この際、午後1時半まで休憩いたします。    午後 0時30分 休   憩    午後 1時30分 再   開 ○議長(伊藤明彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩前の議事を継続いたします。 △日程第18 議案第8号 水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(長部地区)新築工事の請負契約締結について ○議長(伊藤明彦君) 日程第18、議案第8号、水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(長部地区)新築工事の請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 農林水産部長。 (農林水産部長 千葉徳次君登壇) ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議案つづりの8の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第8号、水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(長部地区)新築工事の請負契約締結につきまして、命により農林水産部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、水産業共同利用施設復興整備事業共同利用倉庫(長部地区)新築工事の請負契約を締結しようとして提案するものであります。  この工事につきましては、去る2月13日、入札を実施したところでありますが、東日本大震災に係る災害復旧・復興関連工事請負業者指名基準に基づき、業者指名運営委員会が選定した経常建設共同企業体による指名競争入札の結果、2億1,168万円でEC南部コーポレーション株式会社・有限会社共和建設経常建設共同企業体が落札したものであります。  この工事請負契約の締結につきましては、予定価格が1億5,000万円を超えることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  次に、工事概要について御説明いたしますので、8の2ページをお開き願います。議案第8号説明資料その1、工事概要であります。目的ですが、長部地区に水産業共同利用施設復興整備事業における共同利用倉庫を整備しようとして施工するものであります。  工事期間は、議会の議決を得た日から平成31年10月18日まで、工事場所は陸前高田市気仙町字湊地内、工事内容は共同利用倉庫で、鉄骨づくり平家建て、延べ床面積は994平方メートルであります。  次の8の3ページ、説明資料その2は位置図、8の4ページ、説明資料その3は配置図、8の5ページ、説明資料その4は立面図となりますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議案第8号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第8号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第8号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第19 議案第9号 脇之沢漁港海岸災害復旧(陸閘・水門)工事の請負契約締結について ○議長(伊藤明彦君) 日程第19、議案第9号、脇之沢漁港海岸災害復旧(陸閘・水門)工事の請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 農林水産部長。 (農林水産部長 千葉徳次君登壇) ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議案つづりの9の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第9号、脇之沢漁港海岸災害復旧(陸閘・水門)工事の請負契約締結につきまして、命により農林水産部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、脇之沢漁港海岸災害復旧(陸閘・水門)工事の請負契約を締結しようとして提案するものであります。  この工事につきましては、去る2月6日、入札を実施したところでありますが、業者指名運営委員会が選定した8者による指名競争入札の結果、4億3,200万円で株式会社中央コーポレーションが落札したものであります。  この工事請負契約の締結につきましては、予定価格が1億5,000万円を超えることから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  次に、工事概要について御説明いたしますので、9の2ページをお開き願います。議案第9号説明資料その1、工事概要であります。目的ですが、東日本大震災で甚大な被害を受けた漁港海岸施設の機能を回復するため、陸閘及び水門を復旧しようとして施工するものであります。  工事期間は、議会の議決を得た日から平成33年2月26日まで、工事場所は陸前高田市米崎町字脇の沢地内ほか、工事内容は陸閘及び水門の復旧工事で、復旧する陸閘が4門、水門が6門であります。施工延長等につきましては、お目通しをお願いいたします。  次の9の3ページ、説明資料その2は位置図となりますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議案第9号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第9号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第9号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第20 議案第10号 要谷漁港海岸災害復旧双六地区防潮堤)工事の変更請負契約締結について ○議長(伊藤明彦君) 日程第20、議案第10号、要谷漁港海岸災害復旧双六地区防潮堤)工事の変更請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 農林水産部長。 (農林水産部長 千葉徳次君登壇) ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議案つづりの10の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第10号、要谷漁港海岸災害復旧双六地区防潮堤)工事の変更請負契約締結につきまして、命により農林水産部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、平成27年3月に議会の議決を得て工事請負契約を締結し、平成29年9月に変更工事請負契約を締結した要谷漁港海岸災害復旧双六地区防潮堤)工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  工事名は、要谷漁港海岸災害復旧双六地区防潮堤)工事、工事場所は陸前高田市気仙町字双六地内、請負者は髙惣建設株式会社・鈴木建設株式会社経常建設共同企業体であります。  変更内容でありますが、変更前の契約金額6億7,127万円を4,205万5,304円増額し、変更後の契約金額を7億1,332万5,304円にしようとするものであります。  次に、変更概要につきまして御説明いたしますので、10の2ページをお開き願います。議案第10号説明資料、変更概要であります。工事変更内容でありますが、既設防潮堤の取り壊し及び運搬処分量の増、防潮堤背後地の湧水処理に伴う地下排水工の変更であります。  以上で議案第10号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第10号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第10号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第21 議案第11号 脇之沢漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結について ○議長(伊藤明彦君) 日程第21、議案第11号、脇之沢漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 農林水産部長。 (農林水産部長 千葉徳次君登壇) ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議案つづりの11の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第11号、脇之沢漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結につきまして、命により農林水産部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、平成28年3月に議会の議決を得て工事請負契約を締結し、平成29年6月に変更工事請負契約を締結した脇之沢漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  工事名は、脇之沢漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事、工事場所は陸前高田市米崎町字脇の沢地内ほか、請負者は東亜建設工業株式会社・株式会社菊池組・株式会社共立土木特定共同企業体であります。  変更内容でありますが、変更前の契約金額119億6,049万9,000円を6億6,239万6,488円増額し、変更後の契約金額を126億2,289万5,488円にしようとするものであります。  次に、変更概要につきまして御説明いたしますので、11の2ページをお開き願います。議案第11号説明資料、変更概要であります。工事変更内容でありますが、既設防潮堤の取り壊し量の増、漁業生産活動のための乗り越し道路工の追加及び基礎地盤深層に軟弱層が確認されたことによる地盤改良工の変更であります。  以上で議案第11号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 ◆14番(福田利喜君) この工事、議会でも復興対策特別委員会で現場を見させてもらったところだと思うのですけれども、今回工事の変更内容ということで1から3あるわけですが、これに至った経緯とか、こういう形で漁業者と実際やってみる中で、乗り越し道路が生産上必要だとか、そういうことがなくて、いきなり既存防波堤の取り壊しの増だとか、漁業生産活動のための乗り越し道路の追加だとか云々、最後は現場確認しなくてはできないということなのでしょうけれども、なぜこういう経緯に至ったのか。乗り越し道路等についても、事前に漁業者と協議をした結果が計画であって、その後こういう形というのはなぜ出てきたのか、その辺もきちっと説明をしてからでないと、やっぱりおかしいと思うのですが、その辺の説明を再度できますでしょうか。 ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎水産課長(菅野泰浩君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 水産課長。 ◎水産課長(菅野泰浩君) 水産課長からお答えいたします。  まず最初に、変更理由1番の経緯ということでございますが、取り壊し総量の増ということでございますけれども、既存の防潮堤は断面はわかっているわけでございますが、解体していくうちに地盤面下といいますか、そちらのほうに昔工事した護岸であったり、あと中壁といいまして、打ち継ぎの際のそういった一時的な構造物もございますので、それが確認されたことから、増になっていくというところでございます。  続きまして、2番目の乗り越し道路でございますけれども、工事出す前には乗り越し道路の協議はしているわけでございますけれども、用地交渉の段階で、いずれ地権者との協議の中で線形も変わっていってしまいましたことから、今回の変更の御提案となったところでございます。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 ◆14番(福田利喜君) この契約は、以前にも変更契約をしているわけで、その際は水中だったのでわからないという、たしか御答弁をされたように思っておりますが、今回、中仕切りや何かというのは、あそこのところは倒れた段階で、それぞれ見えていた段階であったわけで、今回は水中ではなくて、設計段階にこういうことは十二分にわかっていた。あるいは乗り越し道路は計画はしていたけれども、用地交渉の結果、線形が変わって工法が変わったということであれば、議会側に対しても、ただこういう生産活動のための乗り越し道路の追加。これは追加で、変更ではないわけですよね。今課長が言ったように、変更だという話ですけれども、ここには追加という理由が書いてありますよね。議会にももう少しわかるような説明をしていただけないでしょうか、ただ書いてあるだけではなくて。そして、前には水中だからわからない、今回は陸上だったけれども、変更になってきたと。やっぱり総計画に対してどういう計画でいっているのか、全体計画というのを明らかにしながら計画を立てていくべき。そして、変更するなら変更するで、こういうことではなくて、こういう理由があったので、変更だということをきちっと議会で説明をしていただきたいと思いますが、再度お願いします。 ○議長(伊藤明彦君) 答弁。 ◎市長(戸羽太君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 市長。 ◎市長(戸羽太君) 議員おっしゃるとおりだというふうに思います。ただ文書でこういうふうに出されても、具体のところはわからないということがありますので、今後こういった案件が出ますときには、その理由等を皆さんに御理解いただけるような形で説明をさせていただきたいと思います。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) これにて質疑を終結いたします。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第11号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第11号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第22 議案第12号 只出漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結について ○議長(伊藤明彦君) 日程第22、議案第12号、只出漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結についてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 農林水産部長。 (農林水産部長 千葉徳次君登壇) ◎農林水産部長(千葉徳次君) 議案つづりの12の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第12号、只出漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事の変更請負契約締結につきまして、命により農林水産部長から御説明いたします。  提案理由でありますが、平成27年7月に議会の議決を得て工事請負契約を締結し、平成29年9月に変更工事請負契約を締結した只出漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事につきまして、今般一部設計変更が生じたことから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。  工事名は、只出漁港海岸災害復旧(防潮堤)工事、工事場所は陸前高田市小友町字唯出地内ほか、請負者は株式会社佐賀組であります。  変更内容でありますが、変更前の契約金額43億2,231万2,000円を1億9,126万6,240円増額し、変更後の契約金額を45億1,357万8,240円にしようとするものであります。  次に、変更概要につきまして御説明いたしますので、12の2ページをお開き願います。議案第12号説明資料、変更概要であります。工事変更内容でありますが、基礎地盤に軟弱層が確認されたことによる地盤改良工の変更、防潮堤山づけ部ののり面工に軟弱地盤が確認されたことによるのり面保護工の追加及び防潮堤本体工事に隣接する市道復旧工の追加であります。  工期の変更でありますが、平成31年3月20日までとしていた工期を平成32年3月19日まで延長しようとするものであります。  以上で議案第12号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 質疑なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第12号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第12号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第23 議案第13号 損害賠償の額を定めることについて ○議長(伊藤明彦君) 日程第23、議案第13号、損害賠償の額を定めることについてを議題といたします。  本件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。 (総務部次長 村上幸司君登壇) ◎総務部次長(村上幸司君) 議案つづりの13の1ページをお開き願います。ただいま議題となりました議案第13号、損害賠償の額を定めることにつきまして、命により総務部次長から御説明をいたします。  提案理由でありますが、本件は平成30年11月28日午前10時15分ころ、出張用務先の奥州市内において、公用車を民間駐車場に入庫する際、入り口に設置されたゲート式駐車場機器に衝突した事故につきまして、市側に過失があると認め、これに伴う損害賠償の額を83万9,256円と定めることについて、地方自治法第96条第1項第13号の規定により、議会の議決を求めるものであります。  以上で議案第13号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(伊藤明彦君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◆14番(福田利喜君) 議長。14番、福田利喜。 ○議長(伊藤明彦君) 福田利喜君。 ◆14番(福田利喜君) また損害賠償の議案が出てきました。専決処分でも2件あったわけなのですが、このところ議会といえば必ず損害賠償が出てくるようなのですが、これに関して当局では事故が起こらないように、例えば安全運転管理者で講習会をするとか、総務課で職員研修をするとかやられているはずですけれども、今までどのようなことをやって対応してきたのか、まず1点お伺いします。  それから、今般これ八十何万円という高額な、多分機器を壊したからなのでしょうけれども、いつもこうやって相手方の費用だけ出てきます。公用車の修復費用等については出てきません。これは多分修繕費等から支出されるということで、議会にはかけなくていいということになっていると思うのですけれども、その辺も含めた形で事故総額が幾らなのか。  それから、全国市有物件災害共済会から手当てをされるのでしょうが、その際の自己負担分というのはまるきりないのか。  そして、再度の確認ですが、保険の場合は基本的には事故を起こしたりなんかして保険割合がふえていくわけなのですが、その辺の掛金の割合は、幾ら事故を起こしても変更はないのか。  それから、職員への求償はないのか、その辺について御答弁願いたいと思います。 ○議長(伊藤明彦君) 当局答弁。 ◎総務部次長(村上幸司君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 総務部次長。
    ◎総務部次長(村上幸司君) 総務部次長からお答えをいたします。  まず、事故防止の対策についてでございますが、毎月1日には職員に対しまして交通安全の日ということで、日ごろの交通事故防止、それから交通法令遵守、それらについては毎回注意喚起を行っているところでございます。さらには、事故を起こした後にはなりますが、その後の運転に対する注意、そういった部分は毎回行っているところでございます。  それから、事故総額の件についてでございますが、今回の事故に限って申しますと、駐車場の機器の修理は約80万、それから民間駐車場の営業できなかった分の損失補償が4万ほど、それから公用車の修理として4万4,000円ほどかかっております。いずれも全国市有物件災害共済会からの補填という形になります。物件の補償につきましては、この議決をいただいた後に災害共済会から直接損害を与えてしまった相手方に支払われることになります。  それで、今回事故があったことによる来年の掛金については、そこについては特に民間の保険料とは違って、掛金が多くなるというようなことはございません。 ○議長(伊藤明彦君) 当該者の求償。 ◎総務部次長(村上幸司君) 公用車の事故については、当該事故を起こした人に対する求償は行っていないところでございます。 ○議長(伊藤明彦君) ほかに質疑はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) これにて質疑を終結いたします。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第13号は、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会の付託を省略することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) これより討論に入ります。討論はありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 討論なしと認めます。 ○議長(伊藤明彦君) これより議案第13号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。 △日程第24 議案第14号 陸前高田市チャレンジショップの指定管理者の指定について △日程第25 議案第15号 陸前高田市高田松原地域振興施設の指定管理者の指定について △日程第26 議案第16号 平成30年度陸前高田市一般会計補正予算(第5号) △日程第27 議案第17号 平成30年度陸前高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号) △日程第28 議案第18号 平成30年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) △日程第29 議案第19号 平成30年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) △日程第30 議案第20号 平成30年度陸前高田市国民健康保険特別会計補正予算(第5号) △日程第31 議案第21号 平成30年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) △日程第32 議案第22号 平成30年度陸前高田市介護保険特別会計補正予算(第5号) △日程第33 議案第23号 平成30年度陸前高田市水道事業会計補正予算(第3号) △日程第34 議案第24号 陸前高田市漁港漁村整備事業分担金徴収条例を廃止する条例 △日程第35 議案第25号 陸前高田都市計画事業奈々切・大石土地区画整理事業施行条例を廃止する条例 △日程第36 議案第26号 陸前高田市部等設置条例等の一部を改正する条例 △日程第37 議案第27号 陸前高田市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例 △日程第38 議案第28号 陸前高田市国民健康保険診療所使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例 △日程第39 議案第29号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第40 議案第30号 陸前高田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準を定める条例及び陸前高田市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例 △日程第41 議案第31号 陸前高田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び陸前高田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 △日程第42 議案第32号 陸前高田市子ども、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例 △日程第43 議案第33号 陸前高田市溜池の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例 △日程第44 議案第34号 陸前高田市漁港管理条例及び漁港の区域内の水域又は公共空地における土砂採取料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第45 議案第35号 陸前高田市市営住宅条例の一部を改正する条例 △日程第46 議案第36号 陸前高田市道路占用料条例及び道路法等の適用を受けない公共用財産の管理に関する条例の一部を改正する条例 △日程第47 議案第37号 陸前高田市景観条例の一部を改正する条例 △日程第48 議案第38号 陸前高田市屋外広告物条例 △日程第49 議案第39号 陸前高田市特定用途制限地域内における建築物の用途の制限に関する条例 △日程第50 議案第40号 陸前高田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例 △日程第51 議案第41号 平成31年度陸前高田市一般会計予算 △日程第52 議案第42号 平成31年度陸前高田市下水道事業特別会計予算 △日程第53 議案第43号 平成31年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計予算 △日程第54 議案第44号 平成31年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計予算 △日程第55 議案第45号 平成31年度陸前高田市国民健康保険特別会計予算 △日程第56 議案第46号 平成31年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計予算 △日程第57 議案第47号 平成31年度陸前高田市介護保険特別会計予算 △日程第58 議案第48号 平成31年度陸前高田市水道事業会計予算 ○議長(伊藤明彦君) 日程第24、議案第14号、陸前高田市チャレンジショップの指定管理者の指定についてから日程第58、議案第48号、平成31年度陸前高田市水道事業会計予算までの執行前提案2件、補正予算案8件、条例案17件及び新年度予算案8件の計35件を一括して議題といたします。  本35件に係る提案理由の説明を求めます。当局。 ◎副市長(岡本雅之君) 議長。 ○議長(伊藤明彦君) 副市長。 (副市長 岡本雅之君登壇) ◎副市長(岡本雅之君) ただいま議題となりました議案第14号から議案第48号までの35件につきまして、命により副市長から提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、議案第14号、陸前高田市チャレンジショップの指定管理者の指定につきましては、陸前高田市チャレンジショップの指定管理者を指定しようとして提案するものであります。  次に、議案第15号、陸前高田市高田松原地域振興施設の指定管理者の指定につきましては、陸前高田市高田松原地域振興施設の指定管理者を指定しようとして提案するものであります。  次に、議案第16号から議案第23号までの補正予算につきましては、主に年度末を迎えての事業費の精査に伴う補正措置をしようとするものでございます。  まず、議案第16号、平成30年度陸前高田市一般会計補正予算(第5号)でありますが、ふるさと納税等寄附金の積立金及び事業費の精算等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第17号、平成30年度陸前高田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、事業費の精算に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第18号、平成30年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、事業費の精算に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第19号、平成30年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、事業費の精算に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第20号、平成30年度陸前高田市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)でありますが、事業費の精算等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第21号、平成30年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)でありますが、保険料収入の増等に伴う広域連合納付金の補正をしようとするものでございます。  次に、議案第22号、平成30年度陸前高田市介護保険特別会計補正予算(第5号)でありますが、事業費の精算等に伴う補正をしようとするものでございます。  次に、議案第23号、平成30年度陸前高田市水道事業会計補正予算(第3号)でありますが、事業内容の精査に伴い、決算を見込んだ補正をしようとするものでございます。  次に、議案第24号、陸前高田市漁港漁村整備事業分担金徴収条例を廃止する条例につきましては、漁港漁村整備事業に関し、受益者から分担金を徴収する条例を廃止しようとして提案するものでございます。  次に、議案第25号、陸前高田都市計画事業奈々切・大石土地区画整理事業施行条例を廃止する条例につきましては、土地区画整理事業における手続が完了したことに伴い、条例を廃止しようとして提案するものでございます。  次に、議案第26号、陸前高田市部等設置条例等の一部を改正する条例につきましては、行政組織機構の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第27号、陸前高田市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例につきましては、人事院規則の改正に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第28号、陸前高田市国民健康保険診療所使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例につきましては、消費税法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第29号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の一部改正に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第30号、陸前高田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準を定める条例及び陸前高田市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例につきましては、学校教育法の一部改正に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第31号、陸前高田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び陸前高田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、岩手県が指定居宅サービス等の事業の設備及び運営に関する基準等を定める条例を廃止したこと等に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第32号、陸前高田市子ども、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例につきましては、医療費給付事業における子どもの医療費の無償化及び現物給付の対象拡大をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第33号、陸前高田市溜池の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、広田地区における中山間地域総合整備事業の換地処分の完了に伴い、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第34号、陸前高田市漁港管理条例及び漁港の区域内の水域又は公共空地における土砂採取料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、岩手県漁港管理条例の一部改正に伴い、市の漁港施設の占用料並びに市が管理する漁港の区域内の水域及び公共空地における占用料を改定しようとして提案するものでございます。  次に、議案第35号、陸前高田市市営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、市営住宅の一部をみなし特定公共賃貸住宅として使用するため、所要の改正をしようとして提案するものでございます。  次に、議案第36号、陸前高田市道路占用料条例及び道路法等の適用を受けない公共用財産の管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、道路法施行令の一部改正を受け、岩手県が道路占用料徴収条例を一部改正したことに伴い、道路占用料を改定しようとして提案するものでございます。  次に、議案第37号、陸前高田市景観条例の一部を改正する条例につきましては、景観地区内における建築物の建築等及び工作物の建設等に関し、必要な事項を定めようとして提案するものでございます。  次に、議案第38号、陸前高田市屋外広告物条例につきましては、屋外広告物の表示及び屋外広告物を掲出する物件の設置並びにこれらの維持に関し、必要な事項を定めようとして提案するものでございます。  次に、議案第39号、陸前高田市特定用途制限地域内における建築物の用途の制限に関する条例につきましては、特定用途制限地域内における建築物の用途の制限に関し、必要な事項を定めようとして提案するものでございます。  次に、議案第40号、陸前高田市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例につきましては、市長が管理し、及び執行する事務に関し、必要な事項を定めようとして提案するものでございます。  次に、議案第41号から議案第48号までの8件は、平成31年度の各会計予算でございます。  まず、議案第41号、平成31年度陸前高田市一般会計予算でありますが、まち・ひと・しごと総合戦略の最終年度であること、また陸前高田市まちづくり総合計画(案)の初年度であることから、交流人口の拡大や子育て支援等の推進に加えて、各種施策の展開が図られるよう予算編成に努めたところであり、732億2,100万円を措置したものでございます。  次に、議案第42号、平成31年度陸前高田市下水道事業特別会計予算でありますが、施設の維持管理費及び汚水管渠整備費等で6億6,503万9,000円を措置したものでございます。  次に、議案第43号、平成31年度陸前高田市農業集落排水事業特別会計予算でありますが、施設の維持管理費等で6,493万2,000円を措置したものでございます。  次に、議案第44号、平成31年度陸前高田市漁業集落排水事業特別会計予算でありますが、施設の維持管理費等で8,849万円を措置したところでございます。  次に、議案第45号、平成31年度陸前高田市国民健康保険特別会計予算でありますが、事業勘定におきましては国民健康保険の運営費で24億6,596万1,000円を措置し、診療施設勘定におきましては二又及び広田診療所の運営費等で1億7,934万6,000円を措置したものでございます。  次に、議案第46号、平成31年度陸前高田市後期高齢者医療特別会計予算でありますが、後期高齢者医療に関する運営費で2億3,030万5,000円を措置したものでございます。  次に、議案第47号、平成31年度陸前高田市介護保険特別会計予算でありますが、保険事業勘定では介護保険の運営費で27億3,127万5,000円を措置し、介護サービス事業勘定では介護予防支援事業費等で1,037万3,000円を措置したものでございます。  次に、議案第48号、平成31年度陸前高田市水道事業会計予算でありますが、収益的収支においては、収入で6億3,108万円、支出で6億2,445万8,000円としております。資本的収支では、市内配水管整備事業等を行うこととしており、収入で10億6,202万8,000円、支出で11億6,258万1,000円となり、収入が支出に対して不足する額1億55万3,000円については、当年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものでございます。  以上、提案理由の概要を申し上げましたが、これらの議案の細部につきましては、審議に際しまして関係部課長等をして説明をさせていただきますので、慎重に御審議の上、御賛同くださいますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(伊藤明彦君) ただいま議題となっております議案第14号、陸前高田市チャレンジショップの指定管理者の指定についてから議案第48号、平成31年度陸前高田市水道事業会計予算までの執行前提案2件、補正予算案8件、条例案17件及び新年度予算案8件の計35件については、議事の順序を省略してお諮りいたします。  本35件については、議長を除く議員全員をもって構成する予算等特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本35件については予算等特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) ただいま設置されました予算等特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く議員全員を指名いたします。 ○議長(伊藤明彦君) 予算等特別委員会の正副委員長互選のため、同委員会を来る3月7日、本会議散会後、この議場に招集いたします。 △日程第59 請願第1号 放課後児童クラブ職員配置基準等の堅持を求める意見書を送付することについて ○議長(伊藤明彦君) 日程第59、請願第1号、放課後児童クラブ職員配置基準等の堅持を求める意見書を送付することについてを議題といたします。 ○議長(伊藤明彦君) お諮りいたします。  本件については、議事の順序を省略し、直ちに請願文書表に記載のとおり、教育民生常任委員会に付託の上、審査いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(伊藤明彦君) 御異議なしと認めます。  よって、本件については請願文書表に記載のとおり、教育民生常任委員会に付託の上、審査することに決しました。 ○議長(伊藤明彦君) この際、御連絡いたします。  明28日から3月4日までは休会、5日から7日までは一般質問を行います。 ○議長(伊藤明彦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午後 2時13分 散   会...